第8回スマート工場EXPO 2024 出展レポート

スマート工場EXPO2024出展ブース

2024年2月号

 当社は2024年1月24日~26日に東京ビッグサイトにて開催された「第8回スマート工場EXPO」に出展いたしました。今号では、今回の当社出展内容についてレポートいたします。

出展概要

「スマート工場EXPO」は、スマート工場・スマート物流を実現するためのIoTソリューション、AI、FA/ロボットなどの最新技術・ソリューションが一堂に出展する専門展です。同期間、factory innovation weekとして東京ビッグサイトで開催された併催の展示会と合わせて、出展社数1650社を数え、3日間の総来場者数は77,744名と、非常に大規模かつ、盛況な展示会でした。

 当社ブースでは、「工場内のモノと人の動きをリアルタイムでデータ化。RFID/バーコード/画像処理で製造DX推進をサポート」というテーマのもと、工場内での業務毎に分類した展示コーナーを設け、当社製品やソリューションを紹介いたしました。

画像検査コーナー

固定式コード&ビジョンシステム

 新製品「MCV-F1000」は、高い読取り性能を持った固定式スキャナにマシンビジョン機能を追加したもので、1台でバーコード、OCR、画像検査に対応します。コンベアラインを想定したターンテーブル上の部品にあるべきネジの取付漏れを検査するデモをご覧いただきました。

  さらに、文字認識(OCR)と、バーコードを同時に読取り照合するデモも行いました。基板などに利用されるSEMIフォントにも対応しています。

スマホで画像検査 | Edge AIカメラ

 画像検査の現場導入を手軽に実現することをコンセプトに開発した新ビジョンシステムのコーナーです。
 スマートフォンを用いることでローコストかつ手軽な導入を実現した製品「MoMaVi(モマビ)」の展示では、パイプの数量カウントデモをはじめ、様々な検査事例のデモをご覧いただきました。

 さらに、産業用途のインターフェースを標準装備し、インラインでの目視検査自動化ニーズにも対応するエッジAIとして活用いただける新製品「MoMaVi Edge(仮)【近日発売】」を展示いたしました。

 DIO制御や各種インターフェース(外部照明/有線LAN/無線LAN/USB/Bluetooth)を搭載しており、スマートフォンが要件を満たさない現場のニーズに対応します。

お菓子の箱詰めの並び順を確認し、詰め間違いを判定するデモなどをご覧いただきました。

受入業務コーナー

「受入業務」コーナーでは、スマートフォンで高精度のOCR・バーコードシステム導入を実現する「文字・コード読取りシステムMC Lens」と「OCR検品&ラベル発行システムMC Label」をデモ展示しました。MC Labelはバーコードが無い荷物を管理されたいという多数のお客様にご好評をいただきました。

所在管理コーナー

 管理対象を検知した最新の場所をリアルタイムで確認できる「RFID所在管理スタートアップシステムRunPoint」は、ブース内に3か所の検知ポイントを設置して様々な管理対象アイテムの所在を確認するデモをご覧いただきました。RFIDでモノの動きをキャッチしたいというニーズをお持ちのお客様が非常に多いことを実感しました。まずはスモールスタートしたい現場にお薦めのシステムです。

持出管理コーナー

 RFIDハンディで瞬時に登録を行い、持ち出し状況を確実に管理する「RFID持出管理スタートアップシステムMCHDS(モチダス)」のデモも展示いたしました。工具や計測器や、各種備品の持ち出しを管理されたいお客様にお薦めのシステムです。

在庫・出庫情報コーナー

 こちらでは、当社製のRFIDリーダライタとアンテナをフォークリフトに取り付け、UHF帯ICタグの自動読取りで荷物の番号とロケーションを紐づけ、効率的な管理を実現する「UHFフォーク」の展示を行いました。フォークリフトを持ち込んでのデモというわけにはいきませんので、ミニチュアや動画でコンセプトをご紹介しました。

作業実績収集コーナー

 手書きの日報のデジタル化/ペーパレス化はDX推進の第一歩として大きな効果を生みます。ICカードによって作業実績収集をかんたんデジタル化する「WMステーション」は今回の出展でもご好評をいただきました。

おわりに

  多数のご来場をいただき、誠にありがとうございました。今後ともお客様に新しい価値を提供するために精進してまいります。紹介した製品に関するお問い合わせはお気軽に担当営業、または当社webサイトまでお寄せください。