活用例

活用例① 人の入退管理

建屋入口に装置を置き、ヘルメットに貼付したICタグで入室/退室を検知。従来の入退場管理はIDカードのリーダーにタッチさせる方式が多かったが、RFID+方向検知によりハンズフリー通過で自動記録可能。に。

活用例②部品トレイの通過管理

工程間の搬送通路に設置し、トレイ通過時にタグIDと移動方向情報を取得。「Bへ出庫」or「Aへ戻り」をリアルタイム判定し、上位の生産管理システムに送信。ライン上の滞留や不良再投入を即座に把握可能に。

活用例③台車の入出荷管理

倉庫シャッター付近に設置。荷物を運んでゲートを通過する際にタグを読み取り、同時に搬入方向か搬出方向かをセンサが検知します。上位システムにタグIDと方向フラグが送られ、在庫情報を自動更新。

方向検知オプション概要

1台でどのタグが入ったか出たかを把握できます

方向判別のために、入口/出口等でゲートを分ける必要がありません。

※方向検知結果の記録や画面表示には別途プログラムの開発が必要です。

各部名称

スタンド

  • 標準構成品の取り付け可能
  • キャスタ/アジャスターにより移動/固定が容易
  • VESAブラケットにてアンテナ取付
  • センサ/アンテナ取付位置の調整・カスタマイズ可
  • アンテナの首振り機構搭載(上下左右)

アンテナ首振り角度

表示灯

各ステータスをLED点灯/ブザー鳴動でお知らせ。
■点灯色:赤/黄/緑/青/白/水色/紫

取付対応アンテナ

A6034(Times7)

UAT-001G/UAT-002

仕様

項目内容備考
検知対象人、モノ
検知距離 0.5m~1.5m人検知の場合
同時通過可能人数1人
検知可能通過速度1~5 km/h(16.7~83.3 m/min)
最大タグ読取枚数30枚
電源入力電圧DC入力DC 24V ±10% ①DC24V入力版
PoE入力 PoE IEEE802.3at ②PoE入力版
消費電力2A @DC 24V
有線インターフェースEthernet
(10Base-T/100Base-TX、RJ-45コネクタ)
無線インターフェースUSB Wi-Fiドングルに対応MRU-F7100JP対応機種
本体寸法830(W)×656(D)×1859(H)mm
本体質量28kg
環境条件※動作温湿度-20~+40℃/20~85%RH結露/氷結無きこと
保存温湿度-20~+60℃/10~90%RH 結露/氷結無きこと
保護等級IP64

関連技術トレンド情報

RFID導入費用完全ガイド|価格相場とROI早わかり(最新版)

RFID 導入コストの全体像を徹底解説します。 ユニクロでの採用に代表されるように、製造業や物流業においてRFID(無線ICタグ)を活用した自動認識システムへの注目が高まる中、導入費用の不透明さが課題となっています。RFID 導入を検討する際、多くの担当者が「いくら費用がかかるのか」「投資に見合う効果(ROI)は得られるのか」といった疑問を抱えるでしょう。 本ガイドでは、RFID導入に必要な費用項目の内訳と相場、製造業・物流業における費用モデルの違い、そして費用対効果(ROI

はじめてのRFID導入(第四回)【費用対効果の評価/読み取りテストチェックポイント】

Vol.192 flags 2021年5月号 NASAが火星でヘリコプターを飛ばすことに成功したそうです。大きなチャレンジと成功ですね。RFIDの導入もうまくいけば大きな成果が期待できるチャレンジです。今月もRFID導入について解説します。今月は事前検証最後のステップ「実用性/導入費用対効果の評価」と、次の段階である「システム設計・構築・試験」と「導入~展開」について解説します。 RFIDシステム導入の費用対効果の評価   実際にある程度どうやってやればいいのかを検討後、それ

はじめてのRFID導入(第三回)【RFID機器構成選定と運用のチェックポイント】

Vol.191 flags 2021年4月号 RFIDシステム導入の流れ 先月号まではRFID導入の必要なポイントである【事前検討】のうち、以下の事項を解説しました。 今号は、これまでの続きで、 機器構成(リーダライタ・アンテナ)チェックポイント 運用チェックポイント を解説します。 RFIDシステム機器構成 表1.機器構成(リーダライタ・アンテナ)チェックポイント 【1】 リーダライタの種類(固定式、モバイルハンディ、アンテナ一体型など) 【2】 価格 【3】 リーダライタ

はじめてのRFID導入(2)【RFIDシステム導入の流れ/ICタグ選定チェックポイント】

Vol.190 flags 2022年3月号 RFIDシステム導入の流れ  先月号にも書きましたがRFIDシステムを導入するために必要なポイント、まずは【事前検討】です。   RFIDシステムの稼働には様々な環境要因が影響し、それは全ての現場で異なります。現場の環境を確認し、個別のテストを通じて適切な機器、ICタグの選定を行います。選定ポイントの確認を行った上で、実運用と同じ環境での検証を行い、採用するICタグ、RFID機器が想定する役割を果たすことを確認します。 表1.現場

はじめてのRFID導入(第一回)【RFIDとは? / 特長 / システム導入の流れ】

Vol.189 flags 2022年2月号 RFIDとは?  ICチップにデータを記憶し、電波や電磁波で読取り機(リーダ)と交信する事で、人や物を識別・管理する無線通信による認証技術です。 RFIDシステムが機能するためにはリーダ、アンテナ、およびICタグが必要となります。タグは、ICタグ、RFタグ、ICカード、非接触ICタグ、RFIDラベル等々、さまざまな呼ばれ方をされていますが、ここでは同じものとして取り扱います。 RFIDの便利な特長  RFIDは電波でICタグと通信