導入までの経緯
同社の工場では個々の部材管理や生産管理には2次元コードを使用しており、システム化が進んでいました。部材についてはパレット単位はバーコード、部品単位はQRコードで管理を実施。
パレット単位の入出庫については、フォークリフトを用いて、受け入れ箇所からラック倉庫、ラック倉庫から現場への移動を行っていました。
導入前の課題
①目視作業のため、取り違えのミスがあった
パレットにはITFコードが付加していたものの、フォークリフトから降りて読み取りを行う作業が、現場作業者に受け入れられず、使用していませんでした。目視確認での部品出庫作業だったため、取り違えるミスが発生していました。
②繁忙期の部品入出庫作業の負担が大きい
パレット単位での入出庫のため、フォークリフトでの移動が必須でした。増産時や月末などの繁忙期の作業効率の改善が求められていました。
③ハンディターミナルは運用に合わない
実績入力端末としてハンディターミナル導入も検討されましたが、フォークリフトから降りてバーコードを読む作業となるため、現場作業者の負荷が高く作業効率が良くないとの評価でした。
システムの機能・特長
運用フロー
フォークリフトにタッチパネル端末を設置し、ペーパレス化及びシステムでの入出庫管理を行います。またバーコードを使用することで、人的ミスを撲滅します。
導入のポイント
大画面液晶による、見やすい作業指示
10.4型液晶搭載端末のため、作業者の見やすい画面設計が可能。またタッチパネルになっているため、画面を見ながら作業ができます。
フォークリフトに乗ったままの作業
ロングレンジレーザースキャナを利用することで、フォークリフトの座席に乗ったままでバーコード読み取りが可能となり、作業効率が大幅に改善します。
安定した電源供給/ 専用車載フレームによる取付
バッテリーフォークリフトの電源は、DC48Vと高く、PC端末の仕様電圧への変換及び、荷物の昇降時の極端な電圧低下、逆起電流対策が必要になります。TCP-05Forkは、これらに対応した回路技術を搭載した専用電源装置を搭載しています。また車載フレーム一体型にしたことにより、省スペースでの取り付けが可能となりました。フォークリフトはメーカー、機種、年式により電源の取り方や据え付け個所などが異なるため、既存の電気工事業者などでは対応ができませんが、当社取付は専門の技術員を派遣して行いますので安心してお任せいただけます。
取り付け実績多数。安心してお任せいただけます。
- 設置、電源配線接続は専門技術員派遣
- 車種毎に異なるフレームへの取り付けも、専用治具で柔軟に対応が可能
導入後の効果
人的ミスの撲滅
今までの帳票と目視確認による作業から、システムでの入出庫管理及びバーコード入力により、人的ミスが大幅に削減されました。
入出庫作業の効率改善
今まではフォークリフト運転手が、都度乗り降りをして現物確認をしていましたが、座席から降りずに作業ができるため、1件あたりの作業効率が大幅に改善されました。
入出庫実績登録作業の改善
車載端末が、無線LANでサーバーのデータ更新するため、リアルタイムな入出庫実績情報の収集が可能。今までのPC登録作業の負担も軽減しました。
導入までの流れ
導入実績多数。安心してお任せいただけます。
当社には数々の現場を確認し蓄積してきた豊富な情報・ノウハウがあります。
それをもとにお客様にとって最適なご提案と共に、万全のテクニカルサポート体制を構築します。どんな些細なことでも不明点があればお気軽にご相談ください。
MTSの導入前コンサルティング
導入の流れ
- お問合せ
- ヒアリング
- 概算お見積り
- 現地サーベイ
- 正式お見積り
- 設置導入
現場経験豊富な専門技術員チームがサーベイ、取付設置を行いますので安心です。
- ハード機器の選定
- システムのご提案
- 現場改善のご提案