2025年1月号
DXが求められる昨今ですが、多くの企業で様々な理由から紙での業務運用が続いています。「入力ミスが無くならない」「担当者の工数がかさむ」「改善したいが既存システムを大幅に変えるのは難しい」――今号では、このような課題の解決策として手軽さと導入コストに優れた当社製OCRシステムパッケージ「MC Lens Server」についてご紹介します。
なぜ今「手軽なOCRシステム」が注目されているのか
人手による入力の負担
人手不足が叫ばれる昨今、紙帳票の内容を手作業でデータ化する業務は、人員リソースが限られている企業ほど大きな負担になります。
ヒューマンエラーのリスク
手入力ではどうしても入力ミスやチェック漏れが起こりがちで、その都度、手戻りが発生してしまいます。
既存システムとの連携が課題
「手軽さ」と「導入コスト」に優れたOCRソリューションパッケージ「MC Lens(エムシーレンズ)」シリーズは、以下の2製品をラインナップしています。
MC Lensシリーズとは?
本製品が持つ技術的優位性は以下の3点に集約されます。これらによって、特定のRFIDタグを検知して外部機器と連動するセンサーシステムとして機能させることができます。
MC Lens(Android版)
- Android端末で使用可能
- バーコード/2次元コード/OCRの読み取りができる
- 入出荷・生産現場での利用に最適
MC Lens Server(サーバ版)
- Windowsサーバーに導入して使用
- 紙帳票類の自動OCR処理に特化
- 既存システムとの連携が容易なCSV出力
今回は後者の「MC Lens Server(サーバ版)」にフォーカスしてご紹介します。
MC Lens Serverとは?
「MC Lens Server」は、サーバに画像ファイルを置くだけで自動的にOCR処理を行い、結果をCSVファイルとして出力するパッケージシステムです。クラウド連携ではなく社内LAN上のサーバ上で完結するため、情報セキュリティや通信状況の制約にも左右されず、社内の既存システムとの連携が容易となっています。(図1)

MC Lens Serverの特長
1.簡単導入・低コスト
- 既存システムを大幅に変える必要がなく、短期間で導入可能
- 販売形態はサブスクリプション(月額プラン・1年プラン・3年プラン)など柔軟に選択
2.自動OCR処理の高速化
- 「Request」フォルダに画像ファイルが保存されると自動的にOCR処理実行(図2①)
- 「Result」フォルダに結果をCSV形式で出力(図2②)
- 「Storage」フォルダに処理前と処理済の画像ファイルを保存(図2③)


3.フレーム設定機能で高精度認識
- 帳票や伝票の決まったエリアをあらかじめマウス操作で囲んで登録(図3)
- 複数の様式・種類のフレーム設定が登録可能
4.データ活用・連携が容易
- 出力されるCSVファイルを既存システムへ取り込んで自動照合やDB更新が可能
- API連携やカスタマイズについても相談可能
活用事例
事例1:紙帳票のデジタル化で業務効率アップ
メーカーや商社での日々の受注登録シーンにおいて、紙の注文書の内容(商品番号・納入先・単価など)を手入力している場合、どうしてもヒューマンエラーや手間が発生します。
「MC Lens Server」を導入すれば、スキャンした注文書の画像をサーバ上の「Request」フォルダに置くだけでOCRが走り、結果をCSV形式で出力。
既存の販売管理システムにこのCSVを取り込むことで受注情報の入力漏れや誤入力を防止でき、確認作業も削減できます。
事例2:検査工程を効率化
既存の検査システムが紙の出力にのみ対応していた事例。紙の検査シートからEXCELに結果を転記する作業は、手作業での入力ミスや確認工数が大きな課題でした。「MC Lens Server」で検査シート画像をOCR処理し、結果CSVファイルをExcelに取り込む仕組みを作ることで、転記時間と誤入力リスクが大幅に減少。
フレーム設定機能で書類様式ごとの読取範囲を登録すれば、様々な書類・帳票の項目データを取得することが出来ます。
MC Lens Server試用キャンペーンのご案内
「いきなり本導入はハードルが高い…」「自社の帳票がちゃんと読み取れるか不安…」と感じる方も多いでしょう。そこで、試用キャンペーンを実施いたします。本キャンペーンを通して期間中にダウンロードいただき、ご試用後に本導入される場合は、特別価格でご利用いただけますので、ぜひこの機会にお申込みください。
- 専用フォームに必要事項を記入して送信
- 試用版のダウンロードリンクがメールで届く
- 50回まで使用可能なので、効果と利便性をしっかり検証
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