特長・機能
フォークリフトバッテリを停電対策に活用すべき理由
高容量だから安心
フォークに積まれているバッテリーは高容量で非常用電源として適しています。1500W消費で約8~10時間供給可能です。概算目安ですが、以下のような電力供給がまかなえます。(※)
電化製品 | 必要電力目安 |
---|---|
サーバー | 350W |
デスクトップPC・小型サーバ | 120W |
ネットワークハブ | 30W |
ノートパソコン | 60W |
ファックス・電話機(使用時) | 130W |
携帯電話充電器 | 10W |
液晶テレビ | 110W |
無線LANルータ | 10W |
LED電球×10 | 100W |
遠赤外線ヒータ | 400W |
合計 1320W |
※フォークリフトバッテリの充電状態や、経年変化により変わります。
いざというとき手間なく切り替え可能
非常時に必要とする最低限の設備や機器は、通常時からFBPI経由で電源を繋げておきます。いざという時にはフォークリフトのバッテリーをFBPIに接続するだけで自動に切り替わります。常時設定しているのであわてて装置を探す必要がありません。停電が復旧すると自動的に商用電源に切り替わります。
操作はすべてフロントパネルに集約
安全第一の設計
フォークリフトバッテリーとの接続は、通常の場合、クリップ型ケーブルを用いますが、停電時暗い中では、極性を正しくつなぐのが難しく大変危険です。
プラスマイナスを間違えて接続すると、爆発に近いスパークが生じ、バッテリーが無くなるまで燃え続けます。
FBPIは専用コネクタを採用していますので、そのような危険がありません。
災害時非常用電源確保の重要性 【BCP(事業継続計画)/DCP(地域継続計画)とは】
BCP(事業継続計画)とは
BCPとはBusiness Continuity Planの略で、「事業継続計画」の意味となります。
災害が発生した際に企業が事業を中断させない、または中断したとしても可能な限り短い時間で復旧するための方針、体制、対応手順などを示した計画のことです。
BCP対策における電源対策の重要性
災害時にまず重要となるのが、外部との通信手段の維持です。社員の安否確認や被害状況の把握、業務再開のための連絡や取引先との連絡を適切に行うことが、早期復旧や取引先との信頼関係維持につながります。
こういった通信手段としてスマートフォンやパソコン(インターネット)のための電源確保が必須となります。その他にも、ラジオ、テレビなどの情報受信機器、夜間の照明、寒冷期の暖房や、夏季の冷蔵庫など、様々な場面で非常用電源が役立ちます。
CSRの一環としてのDCP(地域継続計画)への取り組み
防災対策をCSR(企業の社会的責任)の一環としてとらえる企業では、災害時に地域住民を自社工場や物流センターに受け入れ、電源などのインフラを提供するなど、企業が地域と連携して減災や復旧に取り組むDCP(District Continuitey Plan:地域継続計画)の策定を進めるところも増えています。
製品仕様
入力電圧 | DC48V入力 フォークリフトバッテリ |
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出力電圧・周波数 | AC100V±5% 50Hz/60Hz(出荷時設定) |
出力容量 | 1500W連続(瞬間最大出力200%) |
出力交流波形 | 正弦波 |
寸法 | W300×H150×D500mm(突起物除く) |
重量 | 16kg |
温度範囲 | 動作温度0~40℃ 保存温度-30~70℃(結露なきこと) |