このような課題はございませんか?
- 「監査証跡の手書き・転記作業が負担」:手書きの入退室台帳の運用や、Excelへの二重入力といった作業の手間を削減します。記入漏れ、時間の不整合、判読不能といったヒューマンエラーも解決します 。
- 「監査や取引先からの信頼性要求 」:HACCP 、GMP、Pマーク などの監査や、取引先からのサプライヤー監査 で求められる、信頼性の高い「アクセス記録」の提出に、手間なく対応できます。
- 「アナログな記録による管理の形骸化」 :「誰が」「いつ」アクセスしたかの記録が正確でない、または検索できない状態を解消します。権限のないアクセス試行の記録や、インシデント時の迅速な追跡体制を構築します。
特長

手書きの手間とミスをなくすデジタルログ
手書き・回覧・Excel転記・台帳保管をIC カード打刻に一本化。入退の自動ひも付け で滞在時間も同時確定し、かざしてタッチ の簡単操作で日々の記録負担を大幅削減。

使える記録
入室と退室のペア管理+滞在時間算出。 入室中/履歴/明細の3ビューを検索し、 標準CSVで即出力。eBR/MES/QMS/ LIMSなどの時刻と突合しやすく、監査・ 逸脱調査を迅速化。

現場運用にフィット
備考チェック(体調・作業許可 など)を マスター管理し入室時に付与。閲覧/修正 /出力の権限分離と端末の編集不可で、 SOPに沿う統制と改ざん抑止を両立。
導入によるメリット
1. 管理業務の圧倒的な効率化と正確性の担保
最大のメリットは、「手書き・転記の手間」の撤廃です。ICカードをかざすだけで記録が完了するため、入退室台帳の手書き運用や、Excelへの転記作業が一切不要になります。記入漏れ、時間の不整合、判読不能といったヒューマンエラーを根本から排除し、管理業務を大幅に効率化します。
2. コンプライアンス・監査対応の強化
手書きでは信頼性が低かった証跡が、改ざん困難なデジタルログに変わります。HACCP 、GMP、ISOなどが求める「信頼できる証跡」の要件を、日々の業務に負担をかけることなく満たします。
3. リスクの牽制と管理体制の強化
権限外の作業者によるアクセス試行(認証エラー)も正確に記録されます。正規の認証ログがすべてデジタルで残るため、情報漏洩や異物混入といったリスクに対する牽制効果と、追跡可能な管理体制を構築します 。
機能
- データ品質ガード 単独記録(入のみ/退のみ)・連続入退・24h超・重複などの不正な登録をブロック
- 現場編集不可 打刻用端末は打刻のみ可能。データ編集は管理システム端末のみで可能(履歴保持) ※一台構成では、ログインパスワードで権限を分離
- 確認事項登録(備考入力) 体調/持出許可/作業許可 等をマスター管理。運用に応じて打刻時に必須登録に。
- 在室の即時把握 直近 24h の入室者一覧を、WEBアプリで閲覧・検索抽出・出力可能。
- データ出力 CSV/PDF 出力可能。別システムと容易に連携。
システム構成
管理システム&複数台の打刻端末&閲覧用WEBアプリで運用

打刻用アプリ&端末
社員証をタッチ、入退イベントを登録。備考情報の登録も可能。
管理システム
従業員情報、箇所情報、リーダー情報を登録および入退室履歴を表示
閲覧用WEBアプリ
入退室履歴を表示。検索・抽出・CSV/PDF出力
一台構成で素早く立ち上げも可能

1台のPCにデータベース、打刻システム、管理システムをインストールし仕様することが可能。
既存ICカードが活用できます。(Felica/MIFARE)

NFC-IP対応卓上タイプICカードリーダライタ ICU-800
- Mifare ISO/IEC 14443 Type A
- FeliCa (暗号化非対応)
- ISO/IEC 14443 Type B
- ISO/IEC 15693
さまざまな業界での活用イメージ
共通する課題は、「誰が・いつ・どこに・どれだけ滞在したか」を入退セット+滞在時間として正確に残し、監査・事故調査・在室把握にすぐ提示できる証跡を、現場の手間を増やさず標準化・保全することです。
※RF Smart Entry は入退「記録」基盤です。電気錠の制御(解錠/施錠)や、入室可否の認証強制は行いません。

製薬工場
(GMP)
査察・監査に向けた入退記録の標準化、作業妥当性の最終的な裏付け。

食品製造・加工(HACCP/ISO 22000)
衛生ゾーンごとの入退証跡、是正時の人の関与追跡、提出様式の統一。

半導体・電子部品・精密(クリーンルーム)
クリーン区域の通過証跡と、異常発生時の関与者(滞在×場所)切り分け。

データセンター/金融(ISMS/SOC2)
機密室・ラック室の出入り記録、来館者の在室把握、監査ログの一元提示。
関連技術トレンド情報

入退記録DX─監査のための入退記録作業をICカードで効率化(製薬工場GMP対応活用例)
2025年11月号 各種の品質・安全マネジメント規格や顧客監査で“重視される”入退記録。その手書き・転記・回覧・保管に費やしていた手間と時間を減らすため、当社は入退記録管理システム RF Smart Entryを開発しました。社員証などのICカードをかざすだけで入室、退室を自動でペアリングして記録し、滞在時間を自動算出。標準CSV出力により、製造・品質の記録と時刻照合しやすい運用を現場から支援する“使える形”のデータ基盤です。本記事ではその一例として、GMP適合が求められる製

物流DX推進 | RFID・バーコードによるデジタライゼーション事例紹介
少子高齢化や、EC普及による多頻度少量輸送の増加に加え、「物流の2024年問題」なども背景に、物流クライシスが叫ばれる中、物流分野でのDX推進が強く求められています。今号では、物流業務のDX推進ステップ(デジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーション)や、その事例についてご紹介します。

工場DXの事例紹介
デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉が注目されるようになって
数年が経ちました。製造業においても、様々な現場でDXへの取り組みが広まっ
ていることが実感できます。今回は、製造業のDXについて基本的なおさらいに
なりますが、当社での事例を含めてご紹介いたします。

第24回 自動認識総合展出展レポート
今年で24回目を迎えた自動認識総合展が、9月14日から16日までの3日間、東京ビッグサイトで開催されました。 今年は<未来をつなぐAUTO-ID -SDGsとDXに貢献-> をスローガンに、「モバイル&ウェアラブル」「画像認識」などの専門分野のゾーンが設けられ、注目を集めていました。

カードやラベルだけじゃない ~いろんなタイプのICタグ~
セルフレジの増加や交通機関でのICカードの利用で、すっかりRFIDは身近になってきました。一般の人には目につきにくいですが、物流や生産現場、医療現場でも日々使われています。今月はさらに多くの利用シーンを生んでいる、少し変わったICタグを紹介します。

はじめてのRFID導入(第三回)【RFID機器構成選定と運用のチェックポイント】
Vol.191 flags 2021年4月号 RFIDシステム導入の流れ 先月号まではRFID導入の必要なポイントである【事前検討】のうち、以下の事項を解説しました。 今号は、これまでの続きで、 機器構成(リーダライタ・アンテナ)チェックポイント 運用チェックポイント を解説します。 RFIDシステム機器構成 表1.機器構成(リーダライタ・アンテナ)チェックポイント 【1】 リーダライタの種類(固定式、モバイルハンディ、アンテナ一体型など) 【2】 価格 【3】 リーダライタ

はじめてのRFID導入(第一回)【RFIDとは? / 特長 / システム導入の流れ】
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ヘルスケア分野の自動認識 ~RFID編~
VOL.182 flags 2020年7月号 COVID-19(新型コロナウイルス)による日本の緊急事態宣言は解除されました。しかし、在宅勤務による働き方の変化や自粛による経済的影響など、まだまだ落ち着かない日々が続いております。今回はヘルスケア分野でのRFIDの使われ方をお話しします。 ヘルスケアにひろがるRFID 病院や薬局、介護、製薬、医薬品卸といったさまざまなヘルスケア分野にも自動認識は広がっています。なにしろ人命にかかわる分野ですのでミスは許されません。それをとに

UHFだけじゃない!HF帯(短波帯)RFID機器(後編)
VOL.164 flags 2019年1月号 前号では、普及が加速するUHF帯RFIDよりも、日本国内ではまだまだSuicaに代表されるHF帯(短波帯)のRFIDが多くの人に使われていて、より身近であることをご紹介いたしました。今号はさらに、実際のHF帯RFID機器について紹介いたします。 ICカード、ICタグ、電子タグ 一般的に電源が内蔵されていないパッシブなものを「ICタグ」や「電子タグ」という呼び方をしていますが、基本的にすべて同じものを指しており、ICカードリーダ

UHFだけじゃない!HF帯(短波帯)RFID機器(前編)
VOL.163 flags 2018年12月 ICカードは、銀行系や交通系など種々私達の身近に存在していますが、HF帯(短波帯)の電波を主に使用しているRFID技術の一つです。 今号と来月号の2回に分けて、HF帯RFIDにスポットを当てて活用方法や製品のご紹介をいたします。 RFIDとICカード 2001年11月18日に「タッチアンドゴー」というキャッチで華々しく東京圏424駅の改札に一斉に導入されたのが、非接触式ICカードを利用したJR東日本のICカード出改札「Suic

現場の作業効率を低下させない!作業実績収集システムのすすめ
VOL.145 flags 2017年6月号 製造現場を日本国内に戻す動きが活発化し、今以上に適正な人件費を含む経費の見直しが要求される中、何が適正で何がボトルネックなのかを把握するための情報収集としては、正確かつタイムリーな作業実績収集による分析が適しています。当社のWebサイトでも、作業実績収集システムの問い合わせが急増しています。今月は作業効率を低下させない生産実績収集システムについてご紹介いたします。 戻り始めた国内生産 製造業の日本への現場回帰は海外人件費の高騰

ますます重要視される個人認証!『卓上型NFCリーダの活用事例』
VOL.122 flags 2015年7月号 RFID(Radio Frequency Identifier)は、主に産業用で活用されていましたが、NFC(Near Feald Communication)が国際規格として承認された事を皮切りに、今や日常生活でも、知らないうちに利用される時代となりました。特にICカード(NFCカード)は、日常生活でも様々なサービスに浸透し、NFCリーダに求められる機能も、多様化して来ています。 今号では、NFCリーダの活用事例と最新のNFCリ
RFID導入ガイド

RFID導入費用完全ガイド|価格相場とROI早わかり(最新版)
RFID 導入コストの全体像を徹底解説します。 ユニクロでの採用に代表されるように、製造業や物流業においてRFID(無線ICタグ)を活用した自動認識システムへの注目が高まる中、導入費用の不透明さが課題となっています。RFID 導入を検討する際、多くの担当者が「いくら費用がかかるのか」「投資に見合う効果(ROI)は得られるのか」といった疑問を抱えるでしょう。 本ガイドでは、RFID導入に必要な費用項目の内訳と相場、製造業・物流業における費用モデルの違い、そして費用対効果(ROI

製造業スモールスタートDX – RFIDスタートアップシステム
スモールスタートとは、大規模な投資やリスクを伴わずに、小さなステップでDXを進めるアプローチを指します。今号では、製造業DXにおけるスモールスタートの意義と、スモールスタートの一例として当社のRFIDスタートアップシステム2種をご紹介いたします。

はじめてのRFID導入(第四回)【費用対効果の評価/読み取りテストチェックポイント】
Vol.192 flags 2021年5月号 NASAが火星でヘリコプターを飛ばすことに成功したそうです。大きなチャレンジと成功ですね。RFIDの導入もうまくいけば大きな成果が期待できるチャレンジです。今月もRFID導入について解説します。今月は事前検証最後のステップ「実用性/導入費用対効果の評価」と、次の段階である「システム設計・構築・試験」と「導入~展開」について解説します。 RFIDシステム導入の費用対効果の評価 実際にある程度どうやってやればいいのかを検討後、それ

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はじめてのRFID導入(2)【RFIDシステム導入の流れ/ICタグ選定チェックポイント】
Vol.190 flags 2022年3月号 RFIDシステム導入の流れ 先月号にも書きましたがRFIDシステムを導入するために必要なポイント、まずは【事前検討】です。 RFIDシステムの稼働には様々な環境要因が影響し、それは全ての現場で異なります。現場の環境を確認し、個別のテストを通じて適切な機器、ICタグの選定を行います。選定ポイントの確認を行った上で、実運用と同じ環境での検証を行い、採用するICタグ、RFID機器が想定する役割を果たすことを確認します。 表1.現場

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システム要件
データベースサーバー
| OS | Windows Server OS / Windows OS |
|---|---|
| DB | SQL Server2019 Express |
| Webサーバー | Internet Information Service |
マスター登録PC/打刻用PC
| OS | Windows11 Pro 64bit |
|---|---|
| 液晶 | FWXGA(1366×768) 以上 |
| RFIDリーダー | ICU-800 |
| ICタグ | Mifare (ISO14443)、FeliCa (Standard、Lite-S) |
履歴閲覧pc
| OS | Windows11 Pro 64bit |
|---|---|
| Webブラウザ | Microsoft Edge(140.0.3485.54で検証済) |
| Google Chrome(139.0.7258.157で検証済) |
関連情報
動画マニュアル
MRU-F7100JP/MRU-F7025はMRU-F5100JP/F5025と機能はかなり共通しておりますので、以下の動画を参考に設定を行ってください。
