導入までの経緯
国立大学法人筑波大学キャンパスは東京ドーム約55個分という広大な敷地であり、授業間の移動に約7割の学生が自転車を利用している。
- キャンパス内の自転車・バイクの数は、常時約2万台と推測しているが、正確な台数を把握できていない状況にあった。
- 校内の放置自転車により、十分な駐輪スペースの確保が困難であった。
- 現行犯でしか指導が出来ず、道徳的指導を行う手段が無かった。
→UHF帯RFIDの「長距離通信」「一括読み取り」という特長に着目
システム概要図
システムの機能・特長
駐輪ICタグ発行
キャンパス内の自転車利用者全員に、フレームへの貼り付けを想定した金属対応UHFタグの配布・貼り付けを義務付けます。
UHF帯ハンディターミナルによる巡回作業
職員は、屋外で2m程度の距離で読み取りが可能な「高出力ハンディターミナル」を携帯して、離れた距離から自転車のタグ情報を一括で読み取れるので、一台づつ駐輪許可ラベルを目視確認する必要が無くなりました。
また、キャンパスを巡回するだけで不適切駐輪車両の情報が収集できるので、該当の所有者へは“ 不適切駐輪警告メール” を自動配信して自浄的なマナー向上効果を促します。
さらに、紛失届が提出されている自転車のタグを読み取った場合には、ハンディターミナルの画面に“紛失該当車”の警告が表示され、正規の所有者へ返却する事も可能になりました。
導入後の効果
駐輪スペース の確保
瞬時に登録状況が確認できるので、その場で放置自転車の判断が可能です。放置自転車により占拠されていた無駄なスペースを、適切な駐輪スペースに開放できます。
巡回作業の省力化
UHF帯RFIDの特長である長距離読み取りにより、これまでの目視での確認作業が飛躍的に効率化されます。近づきにくい場所や暗い場所でも登録状況確認が楽に行えますので、誰でも負担なく巡回作業が行えます。
駐輪マナー向上
駐輪違反者の特定と警告メール配信をシステム化することで、駐輪ルールの順守を促します。
盗難抑制・ 早期発見
盗難車や、乗り捨てられた自転車の所有者の特定が容易となり、盗難車や紛失車の発見を促進します。
導入までの流れ
RFID導入実績多数。安心してお任せいただけます。
当社には数々の現場を確認し蓄積してきた豊富な情報・ノウハウがあります。
それをもとにお客様にとって最適なご提案と共に、万全のテクニカルサポート体制を構築します。どんな些細なことでも不明点があればお気軽にご相談ください。
MTSの導入前コンサルティング
導入の流れ
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現場経験豊富な専門技術員チームがサーベイ、取付設置を行いますので安心です。
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