トップ > 自動認識トレンド情報 > こんな機能まであるの!? ~自律駆動型UHF帯リーダライタ機能紹介~

自動認識トレンド情報
技術情報誌 Flags

技術情報誌 Flags 自動認識の世界をより身近に
MONTHLY MARS TOHKEN SOLUTION NEWSLETTER

『こんな機能まであるの!? ~自律駆動型UHF帯リーダライタ機能紹介~』

Vol.196

近年急速に自動化による業務効率改善が進む現場では、UHF帯RFIDシステムの採用が増えています。今回は、簡単設定でシステム構築、頑丈でFA/物流現場に強いUHF帯RFIDリーダライタ「MRU-F5100JP」の便利な機能をご紹介いたします。

現場での設置を容易に

 自律動作型リーダライタであるMRU-F5100JPは、データの送信先などの情報を設定すれば、電源を入れるだけでICタグのEPCデータを取得し、管理パソコンや、クラウド上のサーバ、PLCといった機器にデータを送ることができる4つのオートモード(トリガモード・連続読取モード・イベントモード・PLCモード)を搭載しています。これによって、リーダライタ制御用のPCを現場に設置する必要がないのが大きな特長です(図1)。バーコードリーダーと同様に対象物を検知して適切なデータを自動送信できます。
 また、設定は現場にあるパソコンを使ってブラウザから設定ツールを利用し、簡単に行うことができます。
 インターフェースは、L A N接続(Socket通信、HTTP/HTTPS通信)、シリアル接続(RS-232C)を備え、様々な現場をサポートします。L A N内のサーバのみならず、ルーター越しにインターネット上のクラウドサーバにJSON形式でデータを送信することも可能です。サーバ側はWEBサーバなどでデータを受信できます。WEBベース/クラウドベースのアプリケーションの連携も容易かつセキュアに行えます。
 また、PoEに対応しています。市販のPoEインジェクタ―やPoEハブを使用すれば電源を接続する必要がなく、省配線に寄与します。

充実したアンテナ、DIO入出力

 国内で利用されるほとんどのアンテナに対応しています。 DIOも、入出力それぞれ4ポートを備え、センサーからのデジタル入力の受信、周辺機器へのデジタル出力が可能。光電センサや表示灯、フットスイッチ等と連携することで多様な現場運用が可能です。

トリガモードによる外部機器連携

センサーからの検出信号をきっかけにしてICタグを読みたいケースではトリガモードが役立ちます。トリガモードでは、センサーからの信号が入っている間や、信号をきっかけに指定した時間に検知を実行するといった処理が行えます。細かなタイミングを調整したい場合は、検知開始を遅延させることも可能です。センサーをつなぐデジタル入力ポート毎にアンテナ設定/周波数設定を割付可能となっており、例えばセンサー0でICタグの検知を開始し、センサー1で感知したらアンテナ1で検知を開始するといったように、センサー毎に使用するアンテナを変更できます。さらに、どのデジタル入力ポート(センサー)をトリガとして読んだデータなのかというデジタル入力ポート情報も付加可能です。ICタグの読取時に、デジタル出力を制御できますので表示灯等の外部機器との連携も可能です(図2)。


●ソフトトリガー機能
センサ接続によるトリガだけでなく、上位ホストからのコマンド送信によるソフトトリガ機能を搭載しています。これにより、センサー接続が難しい場合にもソフト的にトリガ入力による動作が可能となります。また、システム構築段階でセンサーを利用しなくてもエミュレートすることができ開発効率アップに寄与します。

●読取数フィルタ
近傍に別のICタグがあり、電波の反射などで読取回数は少ないものの、意図せず読み取りしてしまうような場合に、読取回数が一定数を超えたものだけを上位に送信することができます。

イベントモード

 ICタグをつけた多くのモノを監視しつづけると、大量のデータの送信がされてしまい、ホストサーバ側の処理が大変になってしまいます。こんなときに、イベントモードであれば負担の少ないシステム構築が可能です。イベントモードでは、新たにICタグを検知した際に、新たに発見したという情報をつけてデータを上位に送信します。また、検知したICタグを一定時間、検知しなくなった際に、検知しなくなったという情報をつけて上位に送信します。データ量をと上位の負荷を大幅に削減できます。また定期的に現在検知中のICタグリスト一覧を上位に送信することもできます。

PLCリンク機能(PLCモード)

 当社バーコードリーダー製品に搭載し、多くのFA現場でご好評いただいている機能を、RFID機器に搭載しました。設定だけでPLCのメモリにICタグのデータを書き込みすることができますので制御ご担当者様のラダープログラム作成工数削減に寄与します。複数のアンテナを使用した際も、検知したICタグデータにくわえ、アンテナ番号も付加してPLCにデータを書き込みします。検知を実行させるには2つの方法があります。
●リーダライタへのセンサー等デジタル入力をトリガとして検知実行
●PLCの特定メモリ番地をリーダライタが監視、PLC側でフラグを立てていただくことで検知実行

設置調整に便利なRSSI表示


RSSIとは【Received signal strengthindication】の略で、受信する電波の強度を示します。現場での設定に役立つ機能として、本体にRSSIを表示するLEDを搭載し、電波が見えない現場での設置調整をサポートしています。アンテナをタグに向けて設置調整する場合に、最適な方向の調整する際や、1枚のタグの移動読みの場合の設置調整に役立ちます。

設定のインポート/エクスポート

 各種の設定は設定ファイルとして、パソコンにエクスポートしてファイルとして保存することができます。また、それを別の個体にインポートして設定を反映できます。これにより、設定のコピーや、障害時の代替機への設定などが、簡単に行えます。

おわりに

 当社製品MRU-F5100JPは、日本語マニュアル、日本語資料を完備しています。また、当社の現場経験豊富な営業マンがお話を伺いますので安心です。他にも、何かご不明な点やご相談事項がありましたら、弊社営業マンまで、お気軽にお問い合わせください。

技術情報誌 Flags(PDFデータ) 2021年9月号(681.46 KB)
UHF帯RFID提案・導入事例集 RFID導入のポイントを紹介します。

UHF帯RFID関連技術トレンド情報

UHF帯RFID関連技術ガイド

関連製品

製品詳細へ

(NEW!)自律駆動型固定式UHF帯RFIDリーダライタ 「MRU-F5100JP」

MRU-F5100JPは簡単設定の自律駆動型UHF帯RFID固定式リーダライタです。

上位システム開発負担を軽減!

・マニュアルモードと、4つの自律モード搭載
・自律モードでは制御パソコン不要! 電源ONで自動的にICタグを読み取って上位にデータを送信
・各種設定はブラウザから簡単設定 
PLCリンク機能搭載。ラダーなしでメモリにICタグデータが上がります

●LAN接続(Socket通信、HTTP/HTTPS通信)、シリアル接続(RS-232C)をサポート
●電源 DC12~24V 及びPoE対応
●ハードな産業用途に耐える高い堅牢性
●動作温度 -20℃~55℃
日本製。日本語マニュアル、日本語資料でわかりやすい

製品詳細へ