導入までの経緯

同社工場では従来、カゴ車の入出庫履歴や所在情報を厳密に管理しておらず、客先へ出荷したまま他の企業に流用されて紛失してしまうため、追加購入するカゴ車の購入費用の高騰が問題になっていました。また、社内各拠点に何台のカゴ車があるかわからず、出荷作業に必要な台数を確保するのに手間がかかっていました。RFIDを用いて、カゴ車の入出庫履歴の管理と所在管理を行いたいとの要望があり、UHF タグの選定からハード提供、システム開発、設置調整対応までワンストップで 提供できる当社に提案の機会を頂きました。
導入前の課題

①客先へ出荷したカゴ車が戻ってこない
客先へ製品と一緒に出荷したカゴ車が、他の企業に流用されて戻ってこないため、紛失してしまっている。
入出庫の履歴をとらないままカゴ車を出荷していたので、どの客先で何台返却漏れがあるのかを後追い出来ない。

②カゴ車の追加購入に多大な費用がかかっている
現場を止めるわけにはいかないので、追加でカゴ車を購入しなければならないが、年間1,000台近くの追加購入が必要で、購入費用が数千万円レベルまで膨れ上がってしまっている。

③社内各拠点に何台のカゴ車在庫があるか不明
入出庫の履歴を取っていなかったため、どの拠点に何台のカゴ車があるかがわからず、拠点間でのカゴ車の移動が必要な際に、その都度現物確認をして拠点間の連携を取る必要があった。
システムの機能・特長
運用フロー

導入のポイント
カゴ車の入出庫情報を一元管理

カゴ車にRFIDタグを付与し、出荷時に出荷先情報を登録することで、「いつどのカゴ車がどこへ出荷されたか」の出庫履歴を見られるようにする。
社内各拠点のカゴ車在庫を一覧表示

カゴ車の入出庫登録をすることで、各拠点に何台のカゴ車在庫があるかを一覧表示できるようにする。拠点間でカゴ車の移動が必要な際に、カゴ車在庫が多い拠点へ移動の依頼をかけやすくし、入庫予定を含めた理論在庫まで表示する。
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