動線見える化ツールとは
動線見える化ツールとはRFIDを使った工場・倉庫内の分析支援ツールです。
柱や棚に設置したRFIDタグを、移動体の持つRFIDリーダーが読み取り、その読み取りログからさまざまな情報を見える化します


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物流DX推進 | RFID・バーコードによるデジタライゼーション事例紹介
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特長その1:無駄な動きや渋滞がひと目で分かる

RFIDタグを図面上にマッピングすることで、図面上に指定時間内での移動ルートや通過頻度、滞留時間を視覚化します。それ以外にも、実際にどのように動いていたのかをアニメーションで見ることができます。
動線がひと目で分かるようになることで、無駄な動きや渋滞している箇所など、改善のポイントを見つけるのに役立てることが可能です。
<この画面から分かること>
- 移動ルート
- 通過頻度
- 滞留時間
計測時の動きを再現できる動線のアニメーション表示

特長その2:多角的に分析できる12種類の表とグラフ

RFIDタグに位置情報以外の意味を持たせることで、さまざまな分析が可能になります。例えば「休憩エリアに設置したタグを読み取っている間は、稼働していない」とすることで、稼働率の算出が可能です。
その他にも、設定したエリアごとの状況を把握できたり、周回作業の作業時間・停止時間・作業エリア間の移動時間も計測することができます。
<動線見える化ツールで表示可能な表・グラフ>
- 稼働率
- 移動距離
- エリア別作業員進入回数
- エリア別作業員滞在時間
- エリア別作業員滞在率
- 作業員別エリア進入回数
- 作業員別エリア滞在時間
- 作業員別エリア滞在率
- 作業員別移動距離
- 作業員別エリア移動(階段)
- 作業員別エリア移動(帯)
- 作業実績
特長その3:一番の強みは「導入のしやすさ」です
位置情報を持たせたRFIDタグを設置し、移動体が持つRFIDリーダーで読み取ることによって実現している「動線見える化」。そのため、工場や倉庫で必要になる作業は「RFIDタグを設置するだけ」です。
だから……
- 工事不要、ラインを止めずに導入できる!
- 測定範囲を広げても、増えるのは安価なRFIDタグのみ!
- 新規導入や、導入後の測定場所の変更が簡単!