導入企業様紹介

一般財団法人 近畿健康管理センター様は、滋賀県の大津市に本部を置かれている健診機関で、近畿圏を中心に9つの直営健診施設を運営されています。健診専用に設計されたレイアウトの設備で、完全予約制で待たずに受診できる体制をとられています。また、出張型健診にも対応されており、特殊健診車両50台超を保有されるなど、幅広く各種健診業務を展開されてます。

導入までの経緯

コロナのまん延をきっかけに、近畿健康管理センター様では、感染リスク対策として、受診者とスタッフの接触を減らすことのできる非接触健診実現に向けて自動計測機器によるフルデジタル化の方針が固まりました。さらに、DX、SDGsへの取り組みもスタートし、ペーパレス健診の実現も含め、「新しい健診スタイル」をキーワードとして、クラウドサービス導入の検討が始まりました。

以前より、同センターの8施設において、当社製品である健診データ収集システム「健診ステーション」を使用していただいていたご縁があり、同時期にクラウドサービス開発に着手していた当社にお声がけいただき、新しいサービスの共同開発パートナーという形で連携していただけることになりました。近畿健康管理センター様で過去に開発されていたシステムや、健診業務・運用に関する現場ノウハウを共有いただきながら、現場に即したシステム開発を目指しました。

自動計測器コーナー

導入ソリューション

近畿健康管理センター様では、新常態(withコロナ)に対応した新しい健診スタイルの構築を目指しておられました。クラウド健診プラットフォームサービス「macmo」が提供する「WEB予約」「WEB問診」「健診結果データ収集」「健診結果データ管理(労務支援)」といった複数のクラウドアプリケーションの連動によって、密の回避や非接触、ペーパレス化を実現するとともに、様々な関連業務やクライアント企業との情報のやりとりを効率化し、受診者の利便性も高めることができました。(近畿健康管理センター様でのサービス名は「MIRAI+(ミライプラス)」) 

クラウド予約システムによる予約受付業務の自動化

いつでも予約システム概要

健診内容、所属部署などの情報を基に、システムが自動で予約時間帯の割り当てを行います。それぞれの受診日時を記載したメールが受診者のメールアドレスに送信され、受診者本人も予約日時を変更できます。

WEB問診システム、健診データ収集システムを活用した新しい健診スタイル

WEB問診システム「どこでも問診」、健診データ収集システム「健診ステーションクラウド」の導入により、以下の様な各項目で、それぞれの効果を得ることが出来ました。

WEB問診(事前・当日)

WEB問診(事前・当日)
WEB問診システム「どこでも問診」
効果
  • ペーパレス
  • 精度向上
  • 問診回答漏れ防止

受付(リストバンド発行)

受付(リストバンド発行)
効果
  • ペーパレス(受診者)

QRコード認証(事前・当日)

QRコード認証(事前・当日)
効果
  • セキュアな本人認証

計測コーナーのセルフ化

計測コーナーのセルフ化 | 自動視力計・身長・体重・自動血圧計
効果
  • 感染防止
  • 精度向上
  • 結果発行日数短縮
  • 省力化

診察

診察
効果
  • ペーパレス
  • 精度向上
  • 結果発行日数短縮
  • 省力化

採血(ラベル発行)

採血(ラベル発行)
効果
  • ペーパレス(受診者)

読影デジタル化(事前・当日)

読影デジタル化(事前・当日)|心電図・眼底・超音波
効果
  • 精度向上
  • 読影日数短縮
  • 省力化

終了確認(事前・当日)

終了確認(事前・当日)|  検査値等確認・本人確認
効果
  • 受診漏れ防止
  • 精度向上
  • 問合せ削減

クラウド健康労務支援システムによるクライアント企業の利便性向上

クライアント企業の担当者は、従業員の健診結果をクラウド上で管理可能となります。受診者の集計や再検査、保健指導の勧奨、担当官庁に提出する書類の自動生成や結果報告書の生成などのデータ活用に幅広く対応しています。また、従業員が自身のデータを閲覧することも可能となります。

改善のポイントと導入効果

新常態(withコロナ)に対応した新しい健診スタイルの構築

感染対策

自動計測機によるセルフ受診導入により、受診者・スタッフの感染リスクを低減することができました。

巡回健診のデジタル化

“どこでも問診”、“健診ステーションクラウド”によってもたらされた効果には以下の様なものがあります。

精度向上

測定値の自動記録、各種チェック機能、受診漏れ防止機能により、データ精度が高まりました。

健診の効率化

外注費の削減、チェック時間の削減、問い合わせ削減につながりました。

読影の効率化

遠隔読影の拡充、読影付帯情報の充実

結果発行日数の短縮

OCR読み取り、入力作業の低減により結果発行にかかる日数を削減できました。

ペーパレス

  • WEB問診による受診票削減、心電図ペーパーなどの廃止
  • 印刷・輸送エネルギー使用量の削減

→SDGsが目指す環境(脱炭素社会)に貢献します。

  • 受診票等の紛失や盗難による情報漏えいリスクの低減

各サービスとの連携により、受診者・企業担当者の利便性向上

“いつでも予約”、”スマート健康経営”によってもたらされた効果には以下の様なものがあります。

企業担当者サポート機能

シフト機能、受診状況・未受診情報確認(”いつでも予約”)
測定結果のリアルタイム取得による当日フォロー(”スマート健康経営”)

受診者スマホとの連携

通知機能、当日結果確認 など(”スマート健康経営”)

ペーパレス

  • 印刷・輸送エネルギー使用量の削減

→SDGsが目指す環境(脱炭素社会)に貢献します。

クライアント企業様の声

クライアント企業様の声

企業担当者の声

  • シフト作業から開放された
  • 従業員が時間とおりに受診するようになった
  • 配布作業が軽減された

受診者の声

  • 感染対策に考慮されていて安心だ
  • その場で自分の結果が確認できるので納得できる

ペーパレス化でSDGsを推進

ペーパーレス化でSDGsを推進

受診票等の紙類の削減によるCO2の削減

  • 印刷時、運送時に発生するCO2
  • 紙焼却時に発生するCO2
  • 印刷資材製造・調達に関わるCO2

デジタル読影によるCO2の削減

  • 読影物運送時に発生するCO2

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