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『良い製品は良い道具から ~DPM&ESD対応機器~』

Vol.180

エコカー減税で電気自動車やハイブリッド車を見ることが多くなりました。ガソリン車以外をお使いの方も多いのではないでしょうか。ガソリン車を含めて、車がコンピュータ・電子制御されるようになって数十年経ちましたが、さらに運転をおまかせできる自動運転の時代もそう遠くはなさそうです。今月は精密な電子部品製造に必須なESD対策製品とDPMについて紹介します。

ESD対策の必要性

 生産現場では様々なモノや人が動きますが、ここで静電気が発生します。乾燥した時期になると特に発生して、何か触れたときに「パチッ」と音がして火花が散り、触れた指先が痛くなるのを多くの方は体験されていると思います。
 本稿のESDとは”Electro-Static Discharge”、すなわち「パチッ」となる「静電気放電」です。生産現場において基板の製造や、部品の組付けなど行われますが、作業者が部品に触れるときに静電気放電が発生したら、部品にダメージを与えてしまいます。
静電気による電子機器の障害はいつどこで発生したのか解明しづらく原因究明が困難です。私たちの周りには非常に精密な電子部品が使われた機械があふれています。パソコンやスマートフォンを筆頭に、冒頭お話しました自動車もいまや電子部品が大量に使用されており、メーカー各社生産現場でのESD対策は必須のものとなっています。

ESD対策の実際

ESD対策の実際 基本的な対策として静電気保護作業エリアにはイオナイザ、作業台や棚には導電マットを敷き、保管容器やイス、作業服、靴にも対策品を使い、作業時には手首にリストストラップでアースをとるといったことが一般的です。最近では各社の品質管理レベル向上、生産する部品の微細化・高度化のためさらに高いレベルが求められています。現場で使用するパソコンのキーボードやマウス、手順書を挟むバインダー、筆記用具にいたるまで静電気対策が施されているものが使用され、もちろん、製品に近づけるバーコードスキャナも静電気対策が求められます。
 樹脂を使った機器の静電気対策化にはよく使われるようなカーボンを樹脂に加えるといった手法がとられますが、均一な混入の難しさ衝撃時のカーボンの脱着といった問題がありました。当社ではカーボンフリーで、低コンタミネーションと低アウトガスを実現した素材を使ったESD対策スキャナを早くから実現、皆様にご提供しております。
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DPM対応

 また、読み取りの対象は、ガラスや基板部品に貼られたバーコードラベルではなく、レーザーやドットピンによるDPM(ダイレクトパーツマーキング)が多くなってきています。DPMと紙のラベルの特性の違いは、次のようなものがあります。

●シンボルの印字サイズ
基板などの上にはスペースがなく極小サイズになることがよくあり、当然、読み取りにくくなります。

●印字コントラスト
紙ラベルは白地に黒印刷がほとんどでコントラストが大きいですが、DPMの場合、ガラスや樹脂を焼く・打刻するといった処理なのでほとんど印字色がつかず、コントラストが低くなります。

●光の反射
スキャナの照明が素材に反射してハレーションを起こし、真っ白になってしまいます。

●印字品質のバラつき
素材のバラつきやピン(針)の摩耗などで刻印そのものにバラつきが生じます。紙に比べてこうしたゆがみや崩れが生じやすく、読み取りが難しいものとなります。

おわりに

 ESD&DPMが必要とされている現場は広がっています。当社では様々なニーズをカバーできる幅広いラインナップをご用意しております。一度試してみたいと思われた方は、お気軽に当社担当営業までお申し付けください。きっと、こんな小さいものが読めてESD対応なの!?と驚かれることでしょう。是非、体感してください。

技術情報誌 Flags(PDFデータ) 2020-05_180(2.3 MB)

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