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『こんな現場で使える「マスタ照合アプリ」』

Vol.157

 前号(Vol.156)でお伝えした通り、どんなに優秀な作業者でも、ベテランの方でも、人が介在する作業には必ず“ポカミス”が発生します。その解決に最も有効な手段の一つとして、世界中の産業で利用されているのが自動認識技術であり、代表的な利用方法として「検品」、「照合」があります。
 今号では、ローコストで簡単に現場に導入できる『マスタ照合アプリ』の利用シーンや使い方についての概略をご紹介いたします。

買ってすぐに使える≪マスタ照合アプリ≫

 スペック・デザイン・操作性・環境性そしてコスト等々、様々な角度から評価しても、このクラスで圧倒的なベストパフォーマンスでご好評いただいているインテリジェントポケットターミナル『MID-100』。そのMID-100の専用アプリとして、さらに手軽に自動認識技術を使ってポカミスのない現場作りを実現していただく為に「買ってすぐに使える<マスタ照合アプリ>」をリリースいたしました。
 マスタ照合アプリは、照合(検品)する為のマスタデータをあらかじめ登録しておくことが出来ます。マスタデータはCSVファイルで作成する方法と、QRコードに印刷しておく方法があり、QRコードでは読み取るだけでMID-100の中に照合するマスタデータが作成されるので、検品業務の利便性が非常に高くなります。
照合できる機能としては、
◎元となる伝票番号が存在するか?
◎指定した伝票に読取った製品番号は存在するか?
◎該当製品の数量は合っているか?
◎未照合の製品はどれだけ残っているか?
◎担当分の伝票はすべて終了したか?

などのチェックがポケットターミナルで確実に実施できるようになります。

マスタ照合アプリとは?

 例えば、出荷作業で「何を、いくつ出荷する」という出荷指示書を用いて、出荷する製品を集める作業を行うとしましょう。この時、出荷指示書など、紙の指示書を元に作業を行う場合次のような手順が一般的となります。
1.出荷指示書を確認し、製品を把握する
2.製品の置き場に行き、製品の品名/品番を目視で確認する
3.出荷指示書に記載の数量を確認して、必要数量出庫する
4.出荷指示書で指示される全ての製品を1~3の手順で出庫する

これらの作業の中にリスクがあります。
2の作業では、指示された品名/ 品番とは違う製品を出庫するリスク、3に於いては、数量を間違えて出庫するリスク、4で
は、指示の見落としで、出庫忘れ製品がでるリスク等々が潜んでいます。
 この様なリスクを、MID-100とパソコンを用いて、出荷指示書の内容をマスタデータにし、製品に貼付されているバーコードを読取り、「指示されたものか?」「数量はあっているか?」「全て揃ったか?」を機械の目(プログラム)で確認させ、信頼性の向上を図るものです。

◎こんな現場で活躍しています。

【書類封入チェック】(図1参照)
pic01.jpg 顧客毎に、封筒に封入する郵送書類が異なる場合など、封入間違いを防ぐためのツールとして使用します。
 また、封入時の間違いを防ぐ他にも、間違いなく封入したことの記録用にも使用します。
対象業務:健診センター、病院(検査結果を封函する時の取り違え発送を防止)スマホ工場、電化製品工場(取説、保証書、付属品の同梱物チェック) 
マスタデータ:顧客番号、書類コード1、書類コード2、書類コード3


【ピッキングミス防止】(図2参照)
pic02.jpg 商品を棚出しして、ピッキングカートに乗せる際、ピッキングリストとのマッチングを目視ではなく、MID-100に行わせ、機械の目でポカ除けを行います。
対象業務:ピッキング業務全般
マスタデータ:ピッキングオーダー番号1、製品番号1、数量1、ピッキングオーダー番号2、製品番号2、数量2


【出荷前確認】(図3参照)
pic03.jpg ピッキングミス防止と同様に、トラックに積載する前に、パレット上の商品の検品を行います。
対象業務:出荷検品
マスタデータ:出荷伝票番号、製品番号1、製品番号2、製品番号3



【誤投入防止】(図4参照)
pic04.jpg 食品加工現場で、原材料を投入する際、類似の品名の原材料があったり、同じ原材料でも投入量の違うものがあったり、そうした誤投入を防止したい時などに使用します。
※マスタ照合アプリでは、投入順番のチェック機能まではご用意しておりませんので、別途お問合せください。
対象業務:食品工場、薬品工場、化学工場など
マスタデータ:レシピ番号、原材料コード1、原材料コード2、原材料コード3

おわりに

 今回は新たにリリースされた「マスタ照合アプリ」をメインにご紹介しましたが、MID-100にはその他すぐに業務に使える便利アプリ(バーコード照合/実績収集)が標準装備されています。
 ポカミス防止だけでなく、現場の状況をリアルタイムかつ正確に把握するための実績収集システムはどんな現場でもフィットする仕様になっております。
 最先端のバーコード読み取りアルゴリズムを搭載の上、LinuxOSにより幅広い業務アプリケーションに適応が可能ですので、お客様のご要望に合わせたカスタム開発も対応させて頂いております。詳細につきましては、当社営業担当までお気軽にお声掛けください。

技術情報誌 Flags(PDFデータ) icon_pdf_big.gif2018-06_157(768.01 KB)

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