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『ポカミス撲滅!簡単、コンパクト、ローコスト「マスタ照合アプリ」のご紹介』

Vol.156

 「ポカミス」は、現場に人が介在していれば、どんなに気をつけていても起きてしまうものです。その大小によって作業結果の品質にも大きく影響を及ぼすものです。
 今号は、“ポカミスは必ず発生する”と言う前提で特にミスが起きやすい検品業務に最適な「マスタ照合アプリ」を現場の改善策としてご紹介いたします。

検品業務の実際

 「荷物の受入れ」、「荷揃え」、「ピッキング」、「出荷」、「原料の投入」、「付属品の梱包」、「薬の処方」、「書類の帳合い」等々「検品業務」は業種、業界を問わずさまざまな現場に存在します。
 そして従事者は間違いを起さないように、細心の注意を払いながら日常の作業を進めています。それでも何千回、何万回と同じ作業を繰り返してきたベテランであったとしても、人が作業している限りミスが発生してしまいます。完璧を目指そうとミスが発生する度にチェックリストやチェック項目を増やしたり、当事者以外の第三者がダブルチェックしたりと、撲滅に向けた対策を考えますが、人にだけ頼って品質精度を上げようとすると生産効率が下がって行くと言う悪循環に見まわれていきます。そしてダブルチェックでミスが発生してしまうと、さらにチェック工程が追加されトリプルチェックをするなどの手間をかける事になってしまう現場もあります。
 そんな歴史を辿ってきて、いかに確実に、効率を落とさず完璧な検品業務を実現するかを追求し、たどり着いた対策が“バーコード”や“RFID”の自動認識技術の活用なのです。

先送りされる検品システム

 当社では“検品作業にバーコードなどの自動認識技術を活用したい。”と長年にわたり、お客様からお問合せやご相談を承って参りました。
 殆どの場合、“工程内でミスが発生した。”とか、“お客様へ誤配送してしまった。”などの事故がきっかけとなって、ポカミスが大きな原因として認識され、ようやくシステム化を検討されるケースが多く見られてきました。
 もともと、検品業務は非常に単純な作業であるが故にポカミスも大量に発生しやすい作業です。検品業務には”バーコード”や”RFID”を活用した照合システムが非常に適しており、また、工程内でも独立した業務であるためシステムも導入しやすいともいえます。
 しかし、検品業務だけにスポットを当ててシステム化を目指すと、単純に指示書と現品を照合するだけなのに十数万円もするハンディターミナルと作業効率にマッチしたソフトを開発して最低でも数十万円の費用が膨らんでしまうことが最大のネックとなっていました。
 製造工程や物流現場における検品ミスによる細々とした手戻り損失というのはなかなか表面化されず、また「照合」と言う単純な作業にも関わらず、システム化しようとするとそれなりのコストがかかってしまうので躊躇して先送りとなるのです。事故が起きてからはじめて、その賠償や名誉回復の費用の方がシステム導入よりも嵩むことに気づかれるのです。

買ってすぐに使える≪マスタ照合アプリ≫

 今号では当社が開発し、今月リリースいたしました「マスタ照合アプリ」をご紹介させて頂きます。
 このアプリは昨年当社がリリースしました「インテリジェント・データコレクタ MID-100」で動作する専用アプリです。
 MID-100はハンディーターミナルのモバイル端末としての特長と、データコレクタの安価でコンパクトの特徴を兼ね備えた新カテゴリの端末としてデビューしました。本体のご紹介は紙面の都合上、短い動画にまとめましたのでお手元のスマートフォンなどでご覧いただけると幸いです。
 
<3つのプレインストールアプリ>
MID-100にはもともと購入時点で3つのアプリケーションがプレインストールされており、本体を購入するだけで単純な業務であればすぐに使う事ができます。

multiconnect.jpg(1)ワイヤレススキャナアプリ
 パソコン、iPhone、タブレットなどとBluetoothで簡単に接続ができ、読み取ったバーコードデータは一切の改造なく使用中のエクセルや業務アプリにあたかもキーボードから入力されたように表示する事が可能です。また、読み込んだバーコードと一緒に数量などを入力したい場合もスキャナのテンキーで入力するとパソコンにそのまま表示されます。
(2)実績収集アプリ
 現場での様々な実績を収集したい場合に使用します。入力項目は自由に4項目まで指定可能で、バーコード入力、数字入力ができ、同時にタイムスタンプも記録します。
 蓄積された実績データは、Bluetoothにて上位パソコンなどにCSV形式ファイルで送信できます。jissekishushu.jpg
(3)照合アプリ
 1対1照合、1対n照合の単純照合が可能で、照合結果、日時、照合元バーコード、照合先バーコードが照合実績として蓄積されます。
 蓄積された実績データは、Bluetoothにて上位パソコンなどにCSV形式ファイルで送信できます。shogo.jpg

照合アプリへの現場ニーズ

 スキャナを購入してアプリケーションの開発無しで使用できると好評いただいていたのですが、照合アプリに関しては“マスタ情報と照合したい” 、“予定データの消し込みをしたい” 、“QRコードの検品データで照合したい”などのご要望を多数いただいておりました。
 この度、これまで頂いたご要望を整理して、マスタファイルだけでなく、QRコードをマスタとして照合が可能なパッケージソフトを開発し、リリースいたしました。

マスタ照合アプリのご紹介

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zoom_icon.gif 画像をクリックすると拡大されます。

 マスタ照合アプリは、あらかじめ照合(検品)する為のマスタデータを作成しておく必要があり、マスタデータはCSVファイルで作成する方法と、QRコードに印刷してしまう方法でも対応が可能です。
 QRコードを読み取るとMID-100の中には照合するマスタデータが作成されるので、検品業務の自由度が非常に高くなっております。照合できる機能としては、

◎元となる伝票番号が存在するか?
◎指定した伝票に該当の製品番号は存在するか?
◎該当製品の数量は合っているか?
◎未照合の製品はどれだけ残っているか?

がチェックできるようになっております。

>>「MID-100『マスター照合アプリ』」詳細はこちら

 今回ご紹介したインテリジェント・データコレクターは、現場最優先の設計思想で作られ、1.5mの高さからコンクリート面落下試験で堅牢性を証明し、防塵防滴性能は安心の「IP54」、もしもの落下でもバッテリ飛び出しを防ぐダブルアクション開閉方式を採用しており、電池を含んで130gの軽量、コンパクトな持ちやすさ、4時間の充電で16時間の動作可能で、丸一日業務利用に対応できる現場の強い味方です。

技術情報誌 Flags(PDFデータ) icon_pdf_big.gif2018年5月号(507.71 KB)

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(NEW!) 2次元コードスキャナ搭載インテリジェントデータコレクタ MID-100

MID-100は手のひらサイズでプログラミング可能なBluetoothポケットターミナルです。

コンパクトなボディに同クラスでは最高水準の処理能力(CPU:1GHz、メモリ:2GB)と最先端のバーコード読み取りアルゴリズムを搭載。 LinuxOSを搭載し、幅広い業務アプリケーションに適応が可能。 オペレータの操作ストレス軽減を徹底的に追求したデザインは、最小限の負担で長時間の運用を可能にします。

●ハンディターミナルを凌駕するスペック CPU:1GHz / メモリ:2GB
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