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『自律型UHF帯RFID固定式リーダライタのすすめ(後編)~導入負担軽減のポイント~』

Vol.151

 前号ではUHF帯の電波規格や様々なRFIDリーダライタの中から機種選定のポイントを紹介させて頂きました。
 後編となる今号では、導入の難易度が高い「自動化ラインで利用される固定式リーダライタ」を選定する上で注目すべき『自律駆動機能』についてご紹介させて頂きます。

読取り制御が複雑なUHF

 RFID、特に「UHF帯RFID」の導入設計をするときには、バーコードや2次元コードの導入設計をする時よりも高度な技術と検討、さらには事前の現場状況の調査が必要となります。
 バーコードや2次元コードの場合は、まず、ある程度固定で読み取り範囲を視覚的に判断する事が可能です。
 次に大抵の場合はバーコードスキャナの目の前を通過する一つのワークを読取るように設計される、つまり、読み取り対象が1対1の関係なのです。
 それに対して「UHF帯RFID」の場合は、読取り範囲となる“電波”は視覚的に確認する事ができず、使用環境やタグの大きさ、周囲の物体、などの影響により、読取り距離が短くなったり、極端に広範囲だったりするなどの不安定要因があります。
 また、多くのタグを一括で読み取りたいと言うニーズが多くあるため、リーダライタを制御する上位システムの開発も複雑かつ工数も増加していきます。
 さらに、RFID固定式リーダの場合の多くが上位ホストからの指示命令により動作するため、導入した機種毎に固有のコマンドや読取りの為の制御方法(シーケンスロジック)をプログラミングする必要があります。多くの開発者はこの部分のノウハウの蓄積が少ないため、UHF帯の導入が敬遠されてしまう現実もあります。

プログラミングの負担

 前述のとおり、1対1で読み取るバーコードの運用では、制御する上位ホストはスキャナの前を通過したワークのバーコードが一つずつ自動的に送られてくるので、制御するプログラムも容易に開発する事ができます。
 一方、UHF帯固定式リーダの場合は、まず固定式リーダを起動させると、固定式リーダの周りにどの様なタグが存在するのかタグ情報を取得していきます。取得したタグ情報から読み出したいタグのIDを指定してタグ内のユーザメモリに格納されている情報を、はじめて読み出すことが出来ます。
 タグ情報が複数取得でき、全てのタグ内のユーザ情報を取得した場合は、この処理を繰り返し実施します。
 その他にもUHF帯固定式リーダには、運用に合せて様々な読取り方法を指定する事ができますが、一般ユーザが使用法を完全に理解するには、じっくり時間をかけてマニュアルを読み解き、使用前に活用方法をマスターすることが求められています。

制御が格段に容易になる自律駆動型

 「バーコードリーダと同じように、読み取ったデータが自動的に上位ホストに送られて来れば扱いが楽なのに!」と言うお客様の声を多く伺っていました。
 それを実現するのが「自律駆動」機能であり、当社はUHF帯固定式リーダFRU-4xxxPlusシリーズに搭載しリリースしております。
 自律駆動機能が搭載されることによりホストでの制御部分の開発工数を軽減し、テストなど考慮すると大幅な導入負担の軽減となります。開発者は本来の業務システム部分の開発に注力できるようになります。
fru-plus.jpg 当社の自律駆動機能には3つのオートモードが用意されており、ブラウザから簡単に設定できます。
 運用に合せて適切なオートモードを選択、対象タグの読み取りや、送信タイミング、形式など設定しておけば自動で読取、送信します。ホストは送信されてきたデータを処理するだけですので簡単です。さらにHTTP/HTTPS通信で、クラウド上のWEBサーバにデータを送信することもできます。複数拠点、大口台数への対応がやりやすくなっています。
 製品の詳細、ご相談は、当社営業担当までお気軽にお問合せください。

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