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『第19回自動認識総合展来場前に必見!今年の見どころ』
Vol.148
毎年、開催が恒例となりました「自動認識総合展」ですが、今年は17もの展示会が同時開催され、東京ビックサイト全館挙げてのビックイベントとなります。なかでも、自動認識技術が数多く採用された電子部品関連と食品関連の開催が目立ち、大いに見応えが期待できます。9月13日から15日の3日間の開催ですが、最新技術の祭典を思う存分に楽しむ為には、ぜひ時間を十分にとってご来場ください。
今年の注目
今年はなんといっても自動認識関連の業界の中で話題をさらった『コンビニ電子タグ1000億枚宣言』の実現化に注目されるのではないでしょうか?
今年の4月に経済産業省が発表した2025年までに、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、ニューデイズの全ての取扱商品(推計1000億個/年)に電子タグを利用することについては、一定の条件の下で各社と合意することができ、共同で行うコンビニ界のレボリューションです。
この話題で、RFID関連業界は一気に活気付いてきていますが、実現するにはまだまだクリアしなければならない多くの課題が残されています。
例えば、数十円の低価格な商品に付ける電子タグ自体の単価の問題やUHF帯RFIDが苦手とする水分、アルミ包装などの商品に対して、読取り易さの実現など高いハードルが待ち構えています。こうした難題を目の前にして、「どうするの?」など、不安の声があるのも事実です。今後一層の少子高齢化が進む日本では、今から将来を見据えた新たな社会インフラへの取り組みは必要不可欠なタスクでもあるのです。実現化への道は険しくとも、自動認識技術の新たな可能性と、次世代の生活しやすい社会インフラ作りの挑戦に期待が懸っています。
開会2日目14日の10時20分から12時20分まで、有料セッションではありますが、「1000億枚宣言」を先導する慶応義塾大学の三次教授主催のセミナーで参加企業各社のパネルディスカッションなどが企画されておりますので、ご興味がありましたら自動認識システム協会までお早めにお申し込み下さい。
MTSブースのみどころ
展示会場の入り口を一歩入ると、目の前には当社ブースがお出迎えさせていただいており、黒いトンネルを抱えたコンベアが真っ先に見えてきます。
実は、今一番ホットな製品で、コンテナに入った200枚以上のUHF 帯タグ付きの衣類を一括で読取る事を可能にしたトンネル型一括読取りUHFリーダなのです。
その他にも卓上型、モバイルタイプなど幅広いUHF 帯ソリューションに対応できる製品群の使い勝手を実際にご体感いただけます。
UHFコーナーを過ぎると、個人認証や決済、セキュリティ関連で多く利用されているNFCコーナーがお出迎えさせて頂きます。
NFCコーナーでは最短3 営業日で導入可能な作業実績収集パッケージ「WMステーション」、街中にある無人駐輪場の精算機能付き入退ゲート、組込み用NFCリーダ・ライタなど、こちらも充実したNFCソリューションのご案内をさせていただいております。
さらにその奥には2次元バーコード・マシンビジョンコーナーとなります。電子部品のトレーサビリティに欠かせない「DPM用2次元コードリーダ」です。2次元コードリーダに“文字認識”、“画像マッチング機能”、“印字品質検証”を搭載した「一台4役のスキャナ」でPLC側のプログラム開発無しでシームレスにスキャナとの接続可能にした「PLCリンク機能」を搭載しています。 加えて、今年の発売開始から大ブレイク中のインテリジェントポケットターミナル「MID-100」等々、みどころが満載されています。
マースウインテック社のコーナー
今年も共同出展するマースグループの一員のマースウインテック社(以下MW社)コーナーのみどころをご紹介いたします。
MW社は、「現金+カード」という現代社会には必要不可欠となったインフラ整備の先駆者として、紙幣識別機・ICカードリーダライタなどを自社で設計、開発し、その一翼を担っているメーカーです。今年の目玉は『オーダメイドKIOSK端末』と『無人ゲート式駐輪場システム』を出品いたします。
オーダメイドKIOSK端末はMW社ならではのソリューションとなっており、運用用途に合わせてKIOSK端末にICカードの発券、異形カードの発券、又は紙幣の入金、レシート発行、精算返金機、など組み合わせ自由なオーダーメイドで提供できるKIOSK端末です。
もう一つの注目は『無人ゲート式駐輪場システム』です。
既に三井のリパークで有名な“三井不動産リアルティ株式会社様”の次世代駐輪場の開発事業で採用されたシステムです。駐輪場運営に必要な定期券の購入、発行から入退場の管理までをICカードを活用して無人化で運用する仕組みとなっております。
自動認識総合展では両システムをご体感いただけるスペースを確保して実機を設置いたしますので是非じっくりとご覧頂ければと思います。
その他にも、当社の特長でもある『業界随一の製品ラインナップ』をご覧いただけますように「自動認識機器 総合展示コーナー」を広く設けました。
カタログではお伝えしきれなかった機器の特徴など、実際の製品でご体感いただき、皆さまの更なる『業務改善』に寄与出来たら幸いです。
自動認識総合展の無料招待状をご用意いたしておりますので、ご希望の方は当社営業担当まで、お気軽にお声掛けください。
多くの皆さまのご来場をお待ち申し上げます。
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自律駆動型固定式UHF帯RFIDリーダライタ 「FRU-4100Plus/FRU-4025Plus」
FRU-4100Plus/FRU-4025Plusは簡単設定の自律駆動型UHF帯RFID固定式リーダライタです。
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読み取りが困難だったダメージシンボルに対する読み取り性能を一新しました。 新設計の照明により安定した読み取りを実現します。
●ダイレクトマーキング対応。新アルゴリズムによる画像処理でダメージシンボルも安定読み取り
●クリアな読み取りを実現する照明機能。幅広い読み取りシーンに対応可能
●自動化ラインの安定稼働をサポート! 印字品質情報の出力機能
●オールインワン・省スペース設計
●業界最高クラスの高い環境性能!IP65
●PLCリンク機能搭載!
●現場の配線軽減を考慮したPOE標準採用!
2次元コードスキャナ搭載インテリジェントデータコレクタ MID-100
MID-100は手のひらサイズでプログラミング可能なBluetoothポケットターミナルです。
コンパクトなボディに同クラスでは最高水準の処理能力(CPU:1GHz、メモリ:2GB)と最先端のバーコード読み取りアルゴリズムを搭載。
LinuxOSを搭載し、幅広い業務アプリケーションに適応が可能。
オペレータの操作ストレス軽減を徹底的に追求したデザインは、最小限の負担で長時間の運用を可能にします。
●ハンディターミナルを凌駕するスペック CPU:1GHz / メモリ:2GB
●Bluetoothでスマホ・タブレットと容易に連携
●1台のPCに7台同時接続可能。ローコストなシステム構築を実現します。
●LinuxOS搭載。ユーザーアプリ開発可能
●買ってすぐに業務に使える便利アプリ(バーコード照合/実績収集)が標準搭載
●さらに多様な照合パターンに対応したパッケージソフト(※オプション)をご用意
●「マスタ照合」アプリ(※オプション)をご用意
●ESD対応モデルをご用意
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自律動作型UHF帯RFID固定式リーダライタのすすめ(後編)~導入負担軽減のポイント~ -
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