トップ > 自動認識トレンド情報 > 新年のご挨拶と自動認識のトレンド

自動認識トレンド情報
技術情報誌 Flags

技術情報誌 Flags 自動認識の世界をより身近に
MONTHLY MARS TOHKEN SOLUTION NEWSLETTER

『新年のご挨拶と自動認識のトレンド』

Vol.116

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は、当社情報誌「フラッグス」をご愛読賜り、誠にありがとうございました。
 今年も一年、業界周辺にアンテナを張り巡らせながら、少しでも皆様へのお役立ち情報や、旬な市場状況などをお届けできるよう奮闘して執筆して参りますので、引き続きのご愛顧を頂けますよう宜しくお願いいたします。

自動認識のトレンド


 画像をクリックすると拡大されます。

 (社)自動認識システム協会(以下JAISA)の市場調査報告書では、2014年度の自動認識主要企業115社の出荷額は、約2,400億円と前年比6%の成長率と見込まれています。バーコード関連では10%以上の順調な成長率が示されていますが、RFID関連は1%程度の成長率との予想です。 
 しかし、周波数の帯域別に見ると、UHF帯RFID以外のRFIDは微増かマイナス成長が予想されている中、UHF帯は約10%の成長率で、順調に市場シェアが伸びてきていることが判ります。
 昨年9月の自動認識総合展に出展された自動認識技術関連の各企業が出展した製品やサービスを振り返りますと、UHF帯RFID関連の製品やサービスが極めて目立っており、その年の自動認識システム大賞に入賞した8社中6社が、UHF帯RFIDを活用したソリューションであったことからも、“注目の技術”から“実用化”の時期に移行した事が鮮明となった年でした。

 今年も、アパレル産業、製造業、公共、建設業などの多様なシーンでUHF帯RFID の展開が見込まれ、2015年には、市場導入が更に加速されるものと、期待されています。
 当社も、今年はUHF帯関連を中心に、新製品を順次発表する計画でおります。これまでの導入ノウハウを注ぎ込んだラインナップとなっておりますので、ニュースリリースを、是非、期待してお待ちください。
 もう一つ注目となったのが、音声認識技術です。音声認識技術は、かなり古くから存在していましたが、認識精度やハードウェアの制約などにより、一般的な普及までには至っておりませんでした。近年では認識精度も格段に向上し、パソコンは元より、モバイル端末の処理能力が向上したことにより、大掛かりなシステム構成が不要で、尚且つ、導入コストが低減され、再び音声認識が注目されています。
音声認識に牽引される形でウェアラブル端末も、再び注目を集めているようです。せっかく音声で、ハンズフリーによる指示が出来るのに、操作端末で手が塞がってしまっては魅力半減ですからね。

医薬業界で実用化が始るGS1 Databar


 画像をクリックすると拡大されます。

 厚生労働省主導で2008年から製薬業界全体で進められていた「医療用医薬品における新バーコード表示」が、2015年7月から流通、医療機関でも本格的に利用され始めます。
 製薬業界では、安心・安全の医療の一環として新バーコード表示(以下GS1 Databar)での統一を進めてきました。
 現在では医療用医薬品の大半にGS1 Databarが表示され始めており、パッケージにはJANコード(商品コード)とGS1 Databarが併記されていましたが、今年7月からはGS1 Databarの表示だけに統一されます。
 商品コードがJANコードからGS1 Databarに切替る事により、医療機関や医薬流通業界ではシステム改造や運用の混乱が予想されます。
 当社は2008年の通達当初より表示改定に関するセミナーや、ガイドラインの啓蒙に取り組んで参りました。
 今後も市場での移行作業がスムーズに進むように啓蒙活動とソリューションを提供して参ります。
 業界動向やアジア地域(特に韓国)などの海外輸出対応の詳しいご説明のご希望は、お気軽にお問い合わせ下さい。

新年のご挨拶

謹んで新年のお慶びを申し上げます
旧年中は弊社事業に際しまして 格別のご高配を賜り誠に有難うございました
社員一同 心より厚く御礼を申上げます

 昨年9月13日には、我々マースグループは、お陰様を持ちまして創業40周年の記念祝賀を催すことが出来ました。これもひとえに日頃よりお取引させていただいておりますお得意様をはじめ、多くの関係関連各社様のご支援、ご協力の賜物として、大変感謝申し上げます。
 マースグループのマースは、「火星」を意味しており、古代ローマ神話では、「戦闘の神(Mars)」として競争力や熱意の強い象徴を表すと伝えられております。同時に、火星は、親しい仲、親密さを代表する惑星とも言われております。お客様やお取引様との更なる信頼を深めさせて頂くためにも“お客様本位の価値あるシステム”の探求に努めて参ります。お客様のお困り事や理想像など何なりと当社営業までお申し付けくださいますと幸いです。
 昨年を振り返ってみますと、弊社の主要事業である自動認識業界は、決して諸手を挙げて喜べる状況とは言えませんでした。懸念された4月の消費税の値上げによる需要の変動、消費の影響も少なからず、設備投資の抑制が続き、業界全体が曇天の様相を呈しています。それに加えて、昨年後半からの急激な円安の影響は、海外調達の部品や部材の高騰を招き、製造メーカーにとっては大きなダブルパンチとなってきています。慌ただしく行われた年末の衆議院選挙は、与党の圧勝に終り、「経済再生を優先」という首相の方針がいち早く市場に好転を及ぼすことがより一層期待されています。
 但しその様な状況の中でも、自動認識業界では、バーコードや2次元コードといったマーキングによる情報伝達方式に加えて、RFID(電波通信)の需要が大きく伸びてきています。一例としてUHF帯リーダーを活用したソリューションで、昨年の自動認識システム大賞特別賞の受賞は光栄の至りでございます。弊社が積み重ねてきた技術力が高く評価された結果としっかりと受け止め、今後も常にお客様目線の製品開発を弊社の永遠の使命として、社員一丸となって取り組んで参る所存でございます。
 本年も変わらぬご愛顧を賜ります様、何卒よろしくお願い申し上げます。

2015年1月
株式会社マーストーケンソリューション
代表取締役社長 村上 浩

技術情報誌 Flags(PDFデータ) 2015年1月号(1006.6 KB)