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簡単! ローコスト!
『すぐに使える照合システムの構築』

Vol.105

 先月号までは様々な2次元コードスキャナの基礎的な解説をいたしましたが、今月号はバーコードの最もスタンダードな活用事例である『照合システム』についてご紹介いたします。「簡単かつローコスト」で異品種混入防止、ポカミス防止に活用できる照合システムを中心に解説いたします。

様々な照合システム

 照合システムは、物と情報を一致させる“照合”と言う単純な目的のために作られ、今日では製造現場をはじめ倉庫、物流現場など幅広い現場において絶対に欠かせないシステムとなっています。
 例えば、製造現場では“異品種混入防止”、“セットミス防止”や物流現場では“入荷検品”、“誤出荷防止”など、それぞれ名前は違っても同じコンセプトで馴染みの深い現場システムのベースを形成しています。

照合方式の変化

 完璧な結果を求めるためには“照合”という手順は不可欠です。 
 従来は目視確認や転記など大部分をマンパワーに委ね、確認作業に於けるチェックミス撲滅は業務向上へ向けた長年の課題でした。 
 ダブルチェックや読み合わせなど可能な限りの人海戦術による対策を積み重ねて来ましたが、人が介在する限り間違いやポカミスは防ぐことはできません。
 作業工程が増えれば注意力の低下に伴いミスの発生や慣れによる危険度も増し、かえって生産性の低下という悪循環に陥っていきます。
 そこでヒューマンエラーの打開策として誕生したのがバーコードを活用した「照合システム」です。
 当初は、商品で使われていたJANコード(バーコード)を活用しましたが、JANコードは13桁の数字しか表現できず印字スペースも大きかったので、やがて産業用のCode39やITFが利用されるようになりました。
 現品に貼られたバーコードを読み取らせる事により人の能力に依存することなく正確かつ迅速に照合チェックが行えるようになりました。
 さらに、コンベア上に流れてくる現品のバーコードを読み取らせて照合を自動化することが可能となり、生産性の飛躍的な向上に大きく貢献しています。
 現在では、産業の発展と共に管理する情報量や小型化が進みバーコードでは対応しきれないといった場面も出て来たため、2次元コードが普及し、また、個体すべてに2次元コードを印字することによりロット単位から個体単位での照合が可能となり、より複雑かつ詳細情報まで照合チェックすることが可能となりました。

簡単!ローコスト!な照合システム

 今回は2つの簡単かつローコストで導入可能な照合システムをご紹介します。

(1)一つ目は自動化ラインでのインライン照合システムです。
 上位ホストのパソコンやPLC* または専用の照合機と接続された固定式のスキャナをコンベア脇に設置して、流れてくる現品のバーコードを読み、あらかじめ登録されているマスタデータと照合して合否判定を行うのが既存のインライン照合システムです。
 しかし、この方法では上位ホストの購入費やホスト側のプログラム開発など生産性向上のためのコスト負担が重くなってきます。
 “もっと安価で段取り替え時の異品種混入を防止したい!”、“現場には電気には詳しい担当がいるが、制御が絡むと他部門の協力が必要となり調整が大変”と言う現場の声を消すことはできません。
 そこで、当社が提案するのが固定式スキャナ本体に照合機能を搭載したTLMS シリーズです。
image1.png
 TLMSシリーズはスキャナ本体に予めマスタデータを登録しておくことが可能で、読み取ったバーコードを自動で照合して合否判定まで行えます。
 判定結果はスキャナ本体からDI/O信号が出力され、コンベアの停止や現品の排出、表示機の点灯などと直接連携することが可能なので、上位ホストに依存することなく固定式スキャナ本体だけで照合システムが構築できます。
 さらに、オプションのハンドスキャナを接続すると、照合するマスタデータも簡単に設定することが可能で、例えば、段取り替え時に接続されたハンドスキャナにて次に生産する指示書のバーコードを読み取るだけで、照合するマスタデータの切換えが行えます。
*PLC=Programmable Logic Controller

(2)二つ目はハンディ端末によるオフライン照合システムです。
775_ext_02_0.jpg 従来のハンディターミナルは低価格化が進んでいるとはいえ、本体そのもののスペックが高く、単純作業のためには割高感がありました。
 また、簡単機能とは言え、都度、現場に合わせてのプログラム開発も費用負担を大きく感じさせていました。
インテリジェントデータコレクタ「MID-100」は、コンパクトなボディにハンディターミナルを凌駕する処理能力(CPU:1GHz、メモリ:2GB)と最先端のバーコード読み取りアルゴリズムを搭載しています。さらに、購入後すぐにお使いいただける「1対1照合」、「1対N照合」機能が標準搭載されていますので、照合やデータ収集に特化した業務で利用するにはスペック、コスト共に最適なハンディ端末となっています。
 
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