トップ > 自動認識トレンド情報 > 用途に合わせてベストチョイス!『様々な2次元コードスキャナ』(ハンディタイプ)

自動認識トレンド情報
技術情報誌 Flags

技術情報誌 Flags 自動認識の世界をより身近に
MONTHLY MARS TOHKEN SOLUTION NEWSLETTER

用途に合わせてベストチョイス!
『様々な2次元コードスキャナ(ハンディタイプ)』

Vol.104

 先月号は色々な「用途に合わせて選べる主な固定式タイプの2次元コードスキャナ」をご紹介いたしました。
 今月号は主にパソコンに接続して手持ちで読み取らせるタイプで、スキャナの中でも一番多く利用されているハンディタイプのスキャナを紹介します。

ハンディタイプの各種スキャナ

【汎用型手動式スキャナ】

 ラベルや紙に印字された2次元コードの読み取りに最適で一番安価な標準タイプのスキャナです。
 読取距離は10cm付近が読み取り易く、QRコードの場合、セルサイズ(一つのドット)が0.19mm以上での読み取りを推奨します。

【ダイレクトマーキング用スキャナ】

 ダイレクトマーキングの2次元コードを読む場合は、対象物の素材や印字品質により読み取る難易度が大きく変わります。電子基板にレーザマーキングされた2次元コードは比較的読み易く、印字状態が良ければ汎用型スキャナでも読み取れますが、金属や鋳物にドットピンでのマーキングや液晶の淵などにマーキングされる1mm四方の極小2次元コードを読み取る場合などは、非常に難易度が高くダイレクトマーキング用スキャナの中でも特別な機器の選択が必要です。
 手動式タイプの場合は、照明やレンズの選択までは出来ないため、読み取り距離はスキャナの仕様に合わせて読み取らせる必要があります。

【ESD対応ハンドスキャナ】

 静電気対策は、電子部品の製造現場で品質管理の一環として常識となり、近年では納品先のメーカーからも徹底した静電対策環境での製造が要求されています。そのような製造現場で使用する従来のESD対応スキャナは、成型時に筐体の素材にカーボンを練り込む方法や、アルミ箔を巻くなど苦労している場面が見られました。
 当社のESD対策スキャナは先端のESD技術を有するパートナー様とタイアップして、ハードディスクを始め、半導体など、ESD対策が必須のユーザー様にも安心して使用いただける10の6~9乗と言う安定した抵抗値を実現しています。

【防爆エリア対応スキャナ】

 労働安全衛生法の改定により、危険場所で使用する電気機器は“産業安全技術協会(TIIS)”で型式検定を受けたものだけしか国内では使用できません。未検定の電気機器は使用者だけでなく、販売しても法律違反ということはご存知でしょうか?
 粉じんや溶剤によって爆発性雰囲気がある現場も危険場所に該当する可能性があります。当然、危険場所で使用するスキャナもTIISで認可された機器しか使用できません。
 防爆認可されたスキャナは選択肢が非常に少ないのですが、当社ではZone1 まで使用可能な固定式スキャナ、ハンドスキャナ、ハンディターミナルのご提案が可能です。
※固定式スキャナはバーコードのみの読み取りとなります。

【抗菌ハンドスキャナ】

 衛生面が非常に重視される医療/医薬機関などで利用いただく為に、スキャナボディの素材自体に抗菌技術を施しているスキャナです。
 抗菌スキャナの抗菌方法には、ボディを抗菌材でコーティングする方式とボディの素材自体に抗菌技術を施す方式があり、後者の抗菌性能は表面をコーティングしただけの製品とは比べ物になりません。
 抗菌に対しては、間違った認識を持たれている場合があります。抗菌は菌が繁殖しようとする機能を妨害・低下させるの機能で、消毒による滅菌の効果とは異なります。
読み取り性能については、汎用型手動式スキャナがベースとなっているので、通常の運用では汎用型スキャナと遜色はありません。

【モバイルタイプ】

 モバイルタイプは、作業者が携帯し、対象物まで移動して読み取らせる事が出来ます。 
 倉庫での入出庫作業や、宅配便のドライバーさんが携帯して荷物の配達履歴の管理などで利用されています。
 モバイルタイプは、データ転送方法により大きく3つに分類できます。1つは“バッチタイプ”と呼ばれPCとUSBの接続でデータを転送します。2つ目は“無線タイプ”で、構内の無線LANに接続して、現場にいながらリアルタイムに問い合わせやデータ転送が可能で最近流行の方法です。最後、3つ目は公衆回線を利用してデータを転送する“3Gタイプ”で、携帯電話で通話できるエリアであればどこからでもデータ通信を行うことができます。宅配便のドライバー端末して大量に採用されており、荷物の到着と同時にパケット通信で本部のサーバにデータが登録されます。
 読み取り性能は、汎用型手動式スキャナのスキャナ部がベースとなっているので、通常の運用では汎用型スキャナと遜色はありません。

【おわりに】

 様々な2 次元コードスキャナを紹介しましたが、これでもすべては紹介しきれていません。実際には、もう少し細かな運用条件を検討する事により現場にベストなスキャナが選定できるのですが、運用条件をユーザにて事前に洗い出してベストな機器を探し出すのはかなりの労力を要します。
 スキャナ選定時には“○○を実現したい”、“○○を解決したい”など、現場の様々なご要望を当社営業担当までお聞かせいただければ、条件の洗い出しからベスト機器の選定までアドバイスさせて頂きますのでお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ
技術情報誌 Flags(PDFデータ) (526.22 KB)

関連製品

製品詳細へ

マルチアプリケーション 2次元コードハンディスキャナ (THIR-6780/THIR-6781)

デュアル照明でラベルから基板DPMまで読取り可能

2パターンの照明を搭載することにより、汎用スキャナでありながら、ラベルからダイレクトマーキングの読み取りまで幅広い読取りシーンに対応可能。また、様々な機能の切換えをスキャナ背面の「機能ボタン」のみで切換えが可能です。

製品詳細へ

製品詳細へ

高性能ダイレクトマーキング(DPM)対応2次元コードハンドスキャナ(THIR-6200DDM / THIR-6200DDM-B)

●業界最長の通信エリア(最長100m)
●ダイレクトマーキングの読み取りに最適
●ワイドビューウィンドウで見逃がさない!
●多彩な照明・プリセットデータで簡単設定!
※ワイヤレスモデルTHIR-6200DDM-Bは、業界最長の通信エリア(Bluetooth Class1)の通信エリアを実現。ダイレクトマーキングの運用が大きく広がります。

※「THIR-6200DDMシリーズ」につきましては、新製品の MCR-H700シリーズの販売開始に伴い、製造を終了することになりました。詳細はこちらをご覧下さい。>>THIR-6200DDMシリーズ製造終了のお知らせ(PDFファイル)
>>後継機種 MCR-H700シリーズのご紹介はこちら

製品詳細へ

製品詳細へ

ESD対策用2次元コードハンディスキャナ(THIR-6000-ESD)

THIR-6000-ESDシリーズは電子デバイスなど、静電気に対しての対応が要求される場面に応えた2次元コードリーダーです。これまでのカーボン系樹脂によるESD対策では解決できなかった表面抵抗値のばらつきや発塵の問題も、THIR-6000-ESDシリーズでは10の5乗Ω~10の6乗Ωに均一化し、発塵低減も実現しました。加えて小型・軽量ながら、耐久性とIP64の堅牢性を兼ね備え、センシティブな製造現場では理想の2次元コードリーダーになっています。
その他のESD対策対応機器

製品詳細へ

製品詳細へ

耐圧防爆型2次元・バーコードリーダー(ハンディタイプ)(THIR-3000EX)

THIR-3000EXは、プラスチック製耐圧防爆容器を採用した軽量の2次元コードリーダーです。耐圧防爆構造のハンディ型2次元コードリーダーとしてはもっとも軽量な500gを実現。高性能プロセッサを採用し、環境を選ばず安定した高速読み取りが可能です。耐環境性に優れ、保護構造もIP65の耐塵型(粉塵侵入無し)・噴流型(水の直接噴流)モデル。バーコードはもちろん、2次元コードにも対応し、危険エリアでの作業合理化、トレース管理を可能にした最先端の2次元コードリーダーです。
その他の防爆対応機器

製品詳細へ