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用途に合わせてベストチョイス!
『様々な2次元コードスキャナ(固定式)』

Vol.103

 先月号は2次元コードハンドスキャナに搭載されている様々な便利機能についてご紹介しました。「スキャナ本体だけでそんな事が出来るんだ!?」という感想も頂きました。
 今月号は現在市場で最新の「用途に合わせて選べる様々なタイプの2次元コードスキャナ」をご紹介いたしますので、2次元コードスキャナ選定時のご参考になれば幸いです。

バーコードスキャナの解読の原理

 私たちの日常生活に密着したバーコードは、バーと呼ばれる太い線と細い線の組み合わせでシンボル情報が構成されており、それらを読み取るバーコードスキャナは、線の太細(幅)と白黒をレーザー光やCCD受光用LEDを横軸方向(一次元)に走査して、反射したコントラストを認識しながら情報を解読します。
 QRコードでお馴染みの2次元コードは、セルと呼ばれるドットの組み合わせでシンボル情報が構成されており、縦横(二次元)に分布するセルの並びを認識して情報を解読しています。
 2次元コードスキャナは、2次元コードをカメラで撮影して、撮像されたセルの分布パターンを解読するので、いかに2次元コードを綺麗に撮像出来るかでスキャナ自体の読み取り能力の評価が大きく分かれます。
 身近な例えではデジタルカメラの種類を想像頂くと分かりやすいかと思います。カメラ売り場を見渡すと、手軽に使えて汎用的なコンパクトカメラから、高価ですが特殊なシーンもレンズと照明の組み合わせで鮮明な撮影が出来る一眼レフカメラまで多彩なタイプが存在します。
 2次元コードの出現により、従来のバーコードは“一次元バーコード”と呼ばれ、“バーコード”は一次元バーコードと2次元コードを総称して使用される場合があります。
 社団法人自動認識システム協会では“2次元シンボル”を正式な呼称としていますが、市場認知度から“2次元コード”、“2次元バーコード”という呼び方で親しまれています。

2次元コードスキャナの種類

 2次元コードスキャナと言っても、用途や読み取り対象によって非常に多くの種類が存在します。その中から実際の業務に最も適したスキャナを選ぶためには、まず始めに運用方法から“固定式タイプ”、“手動式タイプ”、“モバイルタイプ”を選択します。
 次に実際の運用シーンで必要となる条件項目を検討します。
 代表的な運用シーンを図に示すとおり、目的や指定された条件によって対象となるスキャナを絞り込むことが可能になっていきます。

固定式タイプ

 ラインの自動化や装置への組込みなどでスキャナを固定して使用する場合に固定式タイプを選択します。

【汎用型固定式スキャナ】

ラベルや紙に印字された2次元コードを読み取る場合に採用されます。レンズと照明がスキャナ本体と一体となっており簡単に取り付ける事ができ、一番安価なスキャナとなります。
 しかし、読み取り距離はスキャナの仕様に合わせる必要があり、ほぼ停止した状態で読み取らせる事が条件となります。

>>固定式2次元コードリーダー TFIR-31N/NU


【全方向スキャナ】

 物流コンベア上で高さや向きがバラバラに流れてくる段ボール(荷物)に貼られているバーコードを、高速かつ全方向で読み取りが可能な高性能な大型のスキャナが採用されます。

>>固定式2次元コードリーダー(上方設置型) TFIR-3900



【装置組込み用スキャナ】

 ほとんどの装置は、極力無駄なスペースを省きコンパクトな設計で作られており、装置内で2次元コードを読み取らせたい。設置するポジションにわずかな空きスペースしかない。など、必然的に小型かつ軽量なスキャナが求められる場合に採用されているスキャナです。

>>ダイレクトマーキング用固定式2次元コードリーダー TFIR-31DM-U


【ダイレクトマーキング用スキャナ】

 ダイレクトマーキングされた2次元コードを読み取らせる専用のスキャナです。対象物の素材や印字品質により読み取る難易度が大きく変わります。電子基板にレーザーマーキングされた2次元コードは比較的読みやすく、印字状態が良ければ汎用型スキャナでも読み取ることが出来ますが、金属や鋳物にドットピンでのマーキングや液晶の淵などにマーキングされる1mm以下の極小2次元コードを読み取る場合などは、非常に難易度が高く、外部照明やレンズの選択から特別な読み取り設定にて対応する必要があります。

>>ダイレクトマーキング対応スキャナ


【PLC接続用スキャナ】

 生産ラインなどの自動化でスキャナを設置する場合には、パソコンとの接続ではなく、ラインを制御するPLCと直接接続できるインタフェースが必要となります。
 今まではスキャナと接続するためにはPLC側でスキャナとの通信に合わせたプログラムの変更が必要であり、PLCプログラムの変更費用や現場の設備担当者への負担などが発生していました。PLC接続用スキャナを選択する事でスキャナ側に接続先PLCの情報や2次元コードの読み取りデータを書き込むPLCメモリ番地を設定するだけで、PLC側のプログラムの変更なしでPLCと簡単に接続する事できます。

>>ダイレクトマーキング用固定式小型2次元コードスキャナ TFIR-31LAN / TFIR-31LAN-H


【卓上型スキャナ】

 身近なところでは携帯画面にチケットIDやクーポンIDとして表示されたQRコードの読み取り。物流センター、工場の倉庫では検品業務などで利用されるスキャナです。
 特長としては、スキャナを2次元コードにあてるのではなく、2次元コードをスキャナにかざして読み取らせる方式なので、作業者はスキャナをいちいち持たなくて良いので両手がフリーのままバーコードを読み取らせる事が可能なスキャナです。
 また、携帯画面に表示されたバーコードも読み取りやすくチューニングされているのも特徴です。

>>卓上型2次元コードリーダー(TFIR-33N/NU)

【おわりに】
 今月は2次元コードスキャナの固定式タイプしかご紹介できませんでしたが、新年号では新年のご挨拶と共に引き続き2 次元コードスキャナの“手動タイプ”と“モバイルタイプ”をご紹介させて頂きます。
 ご不明な点や「こんな用途に最適なスキャナはあるの?」など、お気軽に当社営業担当までお声掛けください。

お問い合わせ
技術情報誌 Flags(PDFデータ) 2013年12月号(765.69 KB)

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