トップ > 自動認識トレンド情報 > ICカードを活用した健診データ収集システム

自動認識トレンド情報
技術情報誌 Flags

技術情報誌 Flags 自動認識の世界をより身近に
MONTHLY MARS TOHKEN SOLUTION NEWSLETTER

『ICカードを活用した健診データ収集システム健診ステーション』の導入事例~(財)霞ヶ浦成人病研究事業団健診センター様』

Vol.83

RFIDを活用した成功事例として、当社の健診センター向けソリューション「健診ステーション」をご導入頂いた“財団法人霞ヶ浦成人病研究事業団健診センター様”をご紹介いたします。  本事例は、工場の生産現場への応用も十分可能なソリューションとなっており、「健診機器」→「製造装置」に、「受診者ICカード」→「作業指示ICカード」に置き換えると、“ペーパーレス生産管理システム”として読み替える事が可能です。

背景

同健診センター様は、日本人間ドック学会・日本総合健診医学会の認定を受けた優良総合健診施設として、常に顧客満足や業務効率化に工夫を凝らしております。 
最新の設備を整え、業務のシステム化についても積極的な取り組みを進めてまいりましたが、検査結果の処理については、これまで手書きの受診票を使っており、改善課題となっておりました。

(BEFORE~導入までの経緯)手書きでの運用の限界!


 画像をクリックすると拡大されます。

従来、紙の受診票に計測した結果値を手書きした後に、当番のスタッフがOCRで結果入力を行っていました。結果入力後には、読み合わせチェックを行い、誤認識データを修正します。その間、2人のスタッフがほぼ一日中つきっきりになっていました。しかも、当番のスタッフは、健診が終了した方の受診票を受付まで受け取りに行く必要があるため、データチェックを行う事務所と受付を何度も往復する必要がありました。 
「手書きでの運用にもう限界があったんですよね」(システム担当者様談)

(BEFORE~導入までの経緯)煩雑な作業ゆえのミスの可能性!


 画像をクリックすると拡大されます。

手書きの際に記入ミスがあるのは、人間が行う作業のため当然発生しますが、OCRでの後処理も100%の精度ではないため、必ず後でチェックする必要がありました。さらに、修正のために行う手入力でもミスが発生する可能性があります。
「手書きならではの、読みにくい文字もあるんですよね。」(システム担当者様談)

(AFTER~導入効果)人的コストの低減・作業時間の大幅な削減!!


 画像をクリックすると拡大されます。

健診ステーションを導入してからは、読み合わせ作業の大幅な時間削減により、他の業務をこなしながらでも対応できるようになったそうです。さらに以前は事務所では健診が終わった人の人数がリアルタイムで把握できず、受診票回収に何度も受付まで往復してしまうことがありましたが、進捗管理機能を使うことによってリアルタイムに状況が確認でき、受付を往復する作業も削減できました。
 これも健診ステーションが、上位の健診システムとリアルタイムにデータ連携する事による改善効果となります。

(AFTER~導入効果)データの取得が自動化され、読み合わせが不要に!!


 画像をクリックすると拡大されます。

計測機から取得したデータを正確に取得し、上位の健診システムに瞬時に反映することができる健診ステーションは、データの信頼性も高く、今までに行っていた結果数値の読み合わせ作業が不要となりました。そのため、計測機からデータを自動で取得できる検査については、連動が完成されている状況です。

多彩な機能が好評

健診ステーションは、ただデータ収集するだけではなく、健診業務において、便利な機能も兼ね備えています。 
 例えば、条件設定機能は、肺機能の検査前に、必要となる身長体重の検査を実施していない場合は、警告アラートで知らせてくれます。 また、各検査終了後には、未受診項目を表示し、残っている検査が一目で把握可能です。 
 検査終了時にカードを回収する際には、未受診項目をシステム的にチェックし、検査漏れを防ぐこともできます。
 従来スタッフが行っていた様々なチェック作業をシステム化して効率化を実現しているのです。
「特に条件設定機能は、現場スタッフに好評ですよ。」(システム担当者様談)
 現状は紙の受診票とICカードを併用しているため、今後は、紙の必要性を検討していく要請があり、放射線科で従来から受診者属性情報の送信に使っている磁気カードも廃止して、健診ステーションのICカード1枚で運用することも検討しているとのことです。
 霞ヶ浦成人病研究事業団様は、健診ステーションを使った更なる効率化を目指し、今も走り続けていらっしゃいます。

技術情報誌 Flags(PDFデータ) 2012年4月号(1.29 MB)