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『ハンディターミナルの運用事例~ハンディターミナル前編』

Vol.31

「2次元コードリーダー」、「バーコードリーダー」という呼び名は誰にでも知られたものになっていますが、 バーコードを読み取るという単純な作業にも、実際はさまざまな形態が存在します。 今回から2回連続で、普段の生活では見る事が少ない、ハンディターミナルと呼ばれる種類の2次元コード/バーコードリーダーについてご紹介します。

ハンディターミナル、知ってますか?

バーコードリーダーと一口に言っても、その種類は様々です。みなさんが普段よく目にするPOSレジ。あのレジにつながっているのは、「ハンドヘルドタイプ」「ハンド型」「ハンディタイプ」などと呼ばれるバーコードスキャナで、POSでは品物などに印刷・ラベルで貼られているJANコードにスキャナをかざして、レーザーまたはCCDで読み取っています。

また生産ラインや物流倉庫で使用されている「固定式」などもあり、それぞれのリーダもバーコードにのみ対応するものと2次元コードとバーコードの両方を1台で読み取るものが存在しています。2次元コード/バーコードリーダーには「固定式」「ハンドヘルド」の他にもう1つ、大きな分類があります。

みなさんは、宅配便の配達員の方が持っている、小さな携帯端末にお気づきでしょうか。配達員の方が集荷のときに使っているような2次元コード/バーコードリーダーがもう一つの種類、「ハンディターミナル」と呼ばれる2次元コード/バーコードリーダーなのです。

運送業で活躍するハンディターミナル


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宅配便の配達員の方が持っているハンディターミナルは、本体上部にあるリーダ部分で送り状に記載されたバーコードや、荷物に 貼り付けられているラベルのバーコード/2次元コードを読み取ります。次に、読み取ったデータを無線で腰に付けた携帯プリンタへ送り、紙(ラベル)ベースで実績を残します。

また、ハンディターミナルにはデータを蓄積する機能も備えているので、業務中、荷物を引き取るたびにデータを他の場所へ送ることはありません。 データはハンディターミナルのメモリに一時保存し、集荷が一段落したあと、トラックに戻ってから公衆回線(DoPaやFOMAのような)を使って トラックターミナルなどに置かれているホストコンピュータに送るようになっています(集荷のルートや方法によっては荷物を引き受けたあと、 ターミナルに戻って有線でデータを受け渡すこともあります)。

こうしてハンディターミナルで集めたデータを、管理機能を持つサーバーやホストコンピュータへ転送することで、誤出荷や出荷漏れなど、 事故を減らす運用や配送に対する問い合わせに使用しています。

運輸業界の他でも活躍中

運輸業の他に、流通業でもハンディターミナルは使用されています。

例えばデパートやコンビニエンスストア、スーパーなどでは、売り場で商品のバーコードを読み取ることで、商品の情報や在庫状況をリアルタイムに確認し、 バックヤードと連動させ効率化を向上させています。 また効率化がより促進されることで、お客様へのサービスに費やす時間が増え、結果として顧客満足度の向上にも役立っています。

物流業ではハンディターミナルは主に入出荷管理に利用されています。入出荷の際に行うデータ収集は、パソコンにデータを手入力したり、 パソコンにケーブルで直結したバーコードスキャナで読み取ることでも行えます。 ただ、商品や部品を出し入れする現場はパソコンを置けないようなや埃まみれの環境である場合が多い上に、 いちいちパソコンの置いてある場所まで商品を運んできて入力・データの読み取りをするのでは効率が悪いので、 人が動いてデータ収集できる端末、つまりハンディターミナルの利用が非常に多くなっているのです。

活躍の場は製造業や医療分野にも

製造業では原材料に付随されているバーコードを読み取り、材料の間違いや期限切れ材料の使用を防止する 「原材料確認」や、各工程でデータを読み取り、全検査の完了確認により不良品の流失を防止するといった「工程管理」に利用されています。

ハンディターミナルを用いることによって、生産状況を現場でリアルタイムに把握することが可能になったり、 工程によっては「ハンディスキャナ+ホスト機器」の代わりにハンディターミナルを使用することによって空間のコンパクト化が可能になったり、 その結果各作業員の作業エリアの拡大といった効果も期待できます。また原材料や製品倉庫でも、在庫管理や出荷管理でハンディターミナルは使用されています。

医療分野では、薬局では処方箋に付随したバーコードと薬品棚のバーコードの照合による調剤ミスの防止、 病院では投与薬のバーコードと患者のリストバンドのバーコードを照合することで患者の取り違えを防ぐなどの目的で運用されています。

薬品保管室に並ぶ何本もの薬品棚から正しい薬品を抜き出したり、広い病院内で数多くの病室を巡っての診察・治療には、取り回しが利き、 かつアプリケーションを搭載できるハンディターミナルの存在が不可欠です。

身近なところでは、新幹線のワゴン販売でも「携帯POSレジ」としてハンディターミナルが利用されています。また上下水道などの各種インフラ設備の検針など、 パソコンなどのホスト機器を持ち歩くわけにはいかない環境はハンディターミナルが活躍するには恰好の現場であり、ハンディターミナルはそのような課題を解決することができる、 汎用性の高い便利なツールなのです。
後編へ続く

買ってすぐに使えるバーコード照合アプリ、実績収集アプリ搭載。2次元コードポケットターミナル新製品紹介動画

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技術情報誌 Flags(PDFデータ) 2007年11月号(968.54 KB)

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