トップ > 自動認識トレンド情報 > 正しいラベルの作り方

自動認識トレンド情報
技術情報誌 Flags

技術情報誌 Flags 自動認識の世界をより身近に
MONTHLY MARS TOHKEN SOLUTION NEWSLETTER

『正しいラベルの作り方』

Vol.04

雑誌や広告などでも頻繁に目にするようになった2次元シンボル。使用される場所も大きく広がり、勢いはますばかりだが、便利な物にも注意が必要なトラブルの元がある。 今回は2次元シンボルの導入に関するトラブル防止策を、従来のバーコードを使用したときの注意点とともに、ラベル作成の視点から徹底解説。

2次元シンボルの便利な特長


 画像をクリックすると拡大されます。

製造現場だけではなく、最近は携帯電話や航空会社でも使用され始めて、すっかり身近になった感のある2次元シンボル。QRコードは新聞や雑誌の広告などにも印刷されて、皆さんも毎日どこかの場所で目にしていると思います(注:QRコードも2次元シンボルの1つ)。2次元シンボルの最大の特徴は、従来の「線」で構成されたバーコードと違い、「セル(cell)」で構成されているため、大容量化(英数字なら最大2,000文字以上)が可能です。また、密度が非常に高いため、シンボルを極めて小さくすることもできます。(サイズはコードに入るデータ量に左右されます)
また、2次元シンボルのもう一つの大きな特長が「誤り訂正機能」。汚れや破れなどでシンボルの30%程度が欠落してしまっても、欠落部分を復元して読み取れるようにする大変便利な機能です。シンボルによっては、50%程度の欠落まで力バーできるものもあります。
このように従来のバーコードに比べて良い所ばかりがクローズアップされる2次元シンボルですが、適切に使用しないと大きなトラブルを引き起こすことがあります。ここではトラブルの元となる代表的な例を3つ挙げたいと思います。

ラベル作成上の注意


 画像をクリックすると拡大されます。

①大容量には注意が必要
先ほど述べたように、2次元シンボルの大きな特徴の一つはたくさんのデータを入れることができる点です。ただし、データ量が多くなればなるほどシンボルサイズは大きくなり、場合によってはイメージャー(2次元シンボル用のスキャナー)の画角からはみ出てしてしまい、読み取りにくくなってしまったり、時には読めなくなってしまったりすることもあるので注意が必要です。このようなトラブルを未然に防ぐため、導入前には導入予定のシンボルをラベルなどに印刷したものと導入予定機(イメージャー) で読み取り実験することが重要です。
②ラベル印字にも要注意
バーコードも同様ですが、2次元シンボルもラベルプリンターの性能に印字精度が左右されるため注意が必要です。特にプリンタヘッド1本での印字は読み取り不能の原因になることが多いため、プリンターにより異なりますがプリンタヘッド3本以上での印字をお勧めしています。安定した運用(読み取り)のためには、基本バー(セル)は、8ドットプリンターの場合で0.375mm以上、12ドットのプリンターの場合は0.25mm以上での印字をお勧めします。
③2次元シンボルにもマージンが必要
バーコードの場合、スタートコードの前とストップコードの後ろに細バーの10倍の余白が必要でした。この余白の原則は2次元シンボルにも当てはまります。つまり、余白を考えず2次元シンボルを印字してしまうと、場合によっては読み取り不良を引き起こす原因になるのです。

QRコードの場合、クワイエットゾーン(マージン)の最小値は上下左右ともセル幅の4倍の余白が必要になります(PDF417の場合は、スタートコードの前とストップコードの後ろにモジュール幅の2倍が必要)。このように2次元シンボルを使用する場合にも注意が必要な点があります。これら注意点を守って適切な印字をすることが、読み取り不良によるラインストップなどの問題を未然に防ぎ、作業効率の向上や維持を可能にします。

プリンターの選び方


 画像をクリックすると拡大されます。

バーコードプリンターは、バーコードラベルの普及に伴いFAの現場でも数多く使用されていて生産方式や使用現場によってそのニーズは多彩です。
例えば、今日、電子機器業界などで多く見られるセル生産方式の現場では、それぞれのセルでプリンターを使用することがあり、ラベルの大量発行よりも、印刷スピードやメンテナンスの容易さが求められます。これは、セル生産方式では1度に大量のラベルを発行することはなく、その代りに使用頻度が高いため、印刷スピードが重要な要素になるのです。
また、ニーズの多様化はインターフェースにも及びます。従来のセントロニクスやRS-232Cに加え、最近ではデータ送信速度の速いUSBや社内LANへの接続が可能なイーサーネットを希望されることも多くなっています。加えて、プリンターの選定にはラベルやリボンなどのランニングコストも大きな要素となります。例えば、消耗品のメーカー指定などがあるとランニングコストは割高になる傾向があります。(実際には、ラベルとリボンの相性やハードによっても差が出るため、導入前には使用予定機でテストすることが必要です)
小型・軽量・低価格、 しかも高速データ処理や高速データ通信用インターフェースを備えるTBLP-1000は、フルオープントップ設計でラベル・リボン交換がワンタッチで行えます。サーマルヘッド交換もセンドバックで行う必要が無く、上部より簡単にできます。また純正リボンの紙管には、樹脂を使用しているためクリーンルームなどでも高い評価を受けています。

技術情報誌 Flags(PDFデータ) 2005年8月号(1.54 MB)

関連製品

製品詳細へ

バーコードラベル・インクリボン

バーコードラベルのコスト削減のご提案。年間のサプライ品コストが10~30%ダウンしたお客様が数多くいらっしゃいます。

当社はバーコードリーダーのみでなく、バーコードラベルの提案にも力を入れております。 主に製造業や物流倉庫などのお客様にバーコードリーダーと一緒にラベルのご提供もしており、長年の実績があります。 数多くの導入経験を元に、利用場面に応じた最適な素材の選択からご提案し、長期的なコストダウンにつなげます。

製品詳細へ

製品詳細へ

ラベルプリンタ(TBLP-1000)

TBLP-1000は、必要な場所で必要なラベル発行を行う「分散発行」に最適なパーソナルレベルプリンタです。コンパクトなボディなのでオフィス、医療機関、薬局など、設置場所を選びません。コンパクトながら高速プロセッサ、USB2.0を採用し、印刷レスポンスのストレスを感じさせません。DC24Vにも対応しており、ピッキングカートへの搭載も容易にしました。

製品詳細へ